「アンカー」膨張中国外交 クロマグロと人民元切り上げで攻防

2010.03.25 Thursday 02:05
くっくり



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青山繁晴
「はい。5月こそ大事になると言ってんだから、これ(4月15日)はどういうことなのかと。温家宝さんが言ってるのは、おい、アメリカよ、ここで認定なんかするなよなと」

一同
「ああー」

村西利恵
「プレッシャーですね」

青山繁晴
「お前が先に、認定せずにお前が先に頭下げたら、じゃあ少し人民元の切り上げだってあり得るかもしれんぞっていうことを、さっきの発言は実は言ってるわけです」

山本浩之
「人民元切り上げも含んでるんですか」

青山繁晴
「そうです、はい。切り上げはいずれ避けられないと中国は思ってると思います」

山本浩之
「確かにそうですね、ええ」

青山繁晴
「そのかわり上手に、ちょっとの切り上げ幅なのに、ものすごく切り上げたかのような恩を売りたいわけですよ」

岡安譲
「したたかですねー」

青山繁晴
「で、切り上げはしなきゃいけないんですよ。だんだんと切り上げて、人民元の値打ち高めていって国際通貨にするのが中国の最終目標で、もう円なんか、もうそのへんに叩き落とすっていうのが目標なんで、最終的にはドルとユーロと人民元の世界、本当は人民元の世界にしたいわけですから、切り上げはしていくんですよ。その前にアメリカよ、お前が先にここで議会の言うことなんか吹っ飛ばして、頭下げろって言ってるわけですね。で、これを簡単に言うと、実はこういうことじゃないでしょうか。はい、出して下さい」

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村西利恵
「アメリカ・中国のチキンレースで日本のチャンスの始まりだと」

青山繁晴
「はい。これ要は、どっちが頭下げるんだべーっていうね、チキンレースをやってるわけですよ。それで日本人は、私たちはつい外交って高級なものと本当に敗戦後思いがちですが、そんなことありません。こういう子供の喧嘩みたいなことこそ、実は外交の根本なんですよ。そしてそれが実はその国の未来に大きく、子々孫々に影響していくってのが外交の怖いところなんで、このアメリカと中国は実は為替をめぐってチキンレースをやってるわけですね。するとここに、ここにいらっしゃる鳩山さんのお顔でいいかどうかは別問題ですよ。僕もう一回言いますが、脱税総理ですから、この人がふさわしいかどうかは別にして、僕はふさわしくないと思います。脱税総理は辞めるべきだと。それは僕は変わりませんが、いずれにしろ日本はここ(米中の間)にいるわけですよ。これ日本建国以来のいわばチャンスであって、アメリカと中国っていう自称二大パワーがぶつかってチキンレースをやってるんでしょう?この真ん中にいるわけですから、つまりこっちにつくように、こっちにつくように見せかけながら上手に真ん中の地位を保って、あの、中国寄りとかアメリカ寄りじゃなくて自主独立で、真ん中の地位を保ちながら双方の思惑を上手に天秤にかけることができる、これは日本にとっては本当に外交上の最大級のチャンスが来てると思います。特に円の信頼性がまだまだ高いから、円の武器っていうものありますから、本当のチャンスだと思います」

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