他国の食文化に口出すな!『ザ・コーヴ』 の波紋 「アンカー」より

2010.03.15 Monday 02:09
くっくり



 映画の中でたとえどんな立派な主張をしていたとしても、入口の時点でまずアウトでしょ。しかも肝心の中身も事実誤認だらけとあっては目も当てられません。
 何が「ジャパニーズマフィア」やねん。環境ゴロのあんたらに言われたないっちゅーねん(-.-#)

 “ドキュメンタリー”と銘打つからには、両論併記が基本だと思うのですが、太地町側の意見が反映されているという声は全く聞きませんから、一方的で非常に偏った内容であるという報道は事実でしょう。
 ヤマヒロさんじゃないですが、こんな“ドキュメンタリー”映画がアカデミー賞という権威ある賞を受賞したこと自体、信じられないことです。


 実はこの映画、昨年9月に外国人記者クラブを対象にした試写会が、翌10月には「東京国際映画祭」のプレス向け上映会が行われ、各国報道陣に御披露目されたそうです。
 その時の記事がこちら。

イルカ好きのための妄想映画『ザ・コーヴ』が意外にも欧米プレスから総スカン!?(日刊サイゾー09/10/23)

 記事によれば、まず、9月の試写会の上映後、主演のリック・オバリー氏(テレビドラマ「わんぱくフリッパー」にイルカ調教師役で出演。施設からイルカを「解放」しようとして逮捕された後、30有余年にわたり、太地町のイルカ網を切るなどの迷惑行為を展開中)と記者らとの間で、激しいやりとりが繰り広げられたとのこと。
 その場にいた通信社スタッフはこう証言しているそうです。

 「記者たちの感想は賛否両論。『よくぞ暴いた』と称賛する声もあったが、『食文化の違いを単純化しすぎ』『水銀はマグロにもある。なぜイルカだけ?』『牛や豚は興味ないのか?』『イルカの知能が高いというのは非科学的』など厳しい意見が続いた。詰め寄る記者に『君の意見は後回しだ!』とオバリー氏がブチ切れたときは失笑を買っていた」

 あるアメリカ人記者は、「太地町での撮影には環境保護団体グリーンピースと関係が近いジャパンタイムス記者や、イタリアの通信社など3、4社が同行したと聞いている。環境保護ビジネスのプロモーションとしては完璧。これはビジネスだよ」と切り捨てた。また、水銀の有害性を説く役割で出演していた日本人の大学教授が、試写会後に「顔が出るなんて聞いてない!」と激怒する一幕もあったという(本編では教授の顔にだけモザイクがかけられている)。


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