他国の食文化に口出すな!『ザ・コーヴ』 の波紋 「アンカー」より

2010.03.15 Monday 02:09
くっくり


 追い打ちをかけるように、国内では大学の教授が町民に行った水銀量調査の結果、日本人の平均の10倍以上の水銀が検出されたと報道されました(今年1月22日付朝日新聞=1/2ページ2/2ページ)。

益野智行 記者
「クジラの町・太地町は水銀問題と反捕鯨団体が作ったドキュメンタリー映画によって、大きく揺れています」

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 水産加工品を販売する、塩崎伸一商店。
 従業員8人の小さな店は、売り上げの6割をクジラに頼っています。
 しかし、水銀の報道がされた途端、出荷されたクジラ肉が全て返品されてしまったのです。

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塩崎伸一
「あの報道があった時点で、赤肉は全部返品ということで、その時のやつはもう全部冷凍したんですけどね。うん。冷凍したら、もう恐らく売り物にはならんと思います。はい。価値が違いますからね、生と」

 今頃は店頭に並んでいるはずだったクジラ肉は、冷凍庫で行き場を失っています。

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塩崎伸一
「手間とかね、資材って考えると、相当な損害ですよね。売れてくれればいいんですけどね、果たしてどこまで売れるかっていうのが心配ですよね。うん。ハリハリ鍋とかね、今ちょうど時期なもんですから、関西の方へ全部出荷する予定であったんですけどね」

 ひと月で200万円の損害だということですが、出荷の目途は今も立っていません。

 健康被害を心配する声が挙がる中、太地町でも、去年の夏から環境省と協力して、住民の体の水銀調査を行っています。

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