他国の食文化に口出すな!『ザ・コーヴ』 の波紋 「アンカー」より
2010.03.15 Monday 02:09
くっくり
食文化といえば、3月14日放送フジテレビ「ジャーナる!」で、イルカ料理を在日外国人に試食してもらうという企画をやってました。
番組側は「食べたくない人は食べなくて結構ですから」という前提で料理を出しました。
そしたら「イルカは可愛いから食べることには反対」と強硬に言ってた中国人女性以外は、全員が食べたんです。
で、感想は、ノルウェー人女性が「おいしい」、イタリア人男性も「おいしい」、アメリカ人男性は「レバーの味がするが、レバーよりちょっとおいしい」。さらに、この男性2人は「トマトソースに合いそうだね」で意見が一致。
ちなみに、このイタリア人男性は試食の前に、「ドラマの『フリッパー』は全部ヤラセ。そういうふうにイルカを使う方が残酷。逆に、食べる方は文化なのでそれはいいと思う」と言ってました。
「イルカ肉は水銀が含まれていて危険」という監督らの主張も、私には後付けにしか見えません。「僕たちは日本人の体を心配してあげてるんだ」という“気遣い”を盛り込むことで、自分たちの運動を正当化したいだけでしょう。
上のサイゾーの記事にもありますが、「日本政府が水銀被害を隠匿している」という指摘については、厚生労働省が「60種ごとの魚やイルカの蓄積水銀量を、固体の大きさ分けて細かく公開しています。ネットでも見られますし、妊婦や子どものへの影響にも触れています」と否定しています(参考:厚生労働省のHP)。
そもそも健康被害については太地町側も否定しているのに(細かい数値などは環境省の調査結果を待たねばならないでしょうが)、映画では全く無視されているそうです。それどころか水俣病と同じ扱いをしていると。
また、「イルカやクジラは賢いから捕っちゃダメ」というのも受け入れがたい主張です。
だいたいイルカの知能が高いって科学的にきちんと実証されてるんですか?仮に実証されていたとしても、「賢い動物は殺しちゃダメ、賢くない動物は殺してOK」って、それは人間の傲慢以外の何物でもないでしょう。
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