「アンカー」普天間問題は世界戦略から見よ&核密約問題と安全保障
2010.03.11 Thursday 03:56
くっくり
密約問題について、テレ朝が昨日(3月9日)の夕方のニュースで「速報!国民はだまされていた」なんて見出しとともにヒステリックな感じで報道してましたが、そういうスタンス自体に私は違和感を覚えます。
言われてる密約の中身自体、当時の日本の指導者たちにとっては国益を考えてのギリギリの判断だったと思うから、それを今の価値観で一方的に責めるのもどうかと思うし、そもそも国家間の外交交渉で密約とかがあってもおかしくないし、それを何でもかんでも公式文書に残さないといけないとか、国民にも公表しないといけないとか、そういう種類のものではないのでは?
安倍元総理が「秘密を暴露して、過去、そういう判断をした人たちを非難するということではなくて、今後、日本の安全のために資する形で、一助として考えていくべき」と言われてますが、私もそう思います。
民主党はじめ与党3党は、この問題で歴代首相や外相経験者を衆参の外務委員会などに参考人として招致する方針を決めたそうですが、そんなことやってる場合?他にやるべきことたくさんあるでしょう?
そもそも国民が今、最も国会に呼んでほしいと願っている人物は、小沢一郎さんじゃないですか?
歴代首相や外相経験者を国会に呼ぶことで、核持ち込みの問題も含め今後の日本の安全保障を議論していく場になるのであれば、私も賛成しますが、これまでの流れを見ている限り、とてもそんな方向には行きそうにないですよね。
結局は自民党を叩くだけの場になってしまって、逆に、「民主党はそんなにまでして、普天間問題や政治とカネの問題から国民の目をそらしたいのか!」と批判を呼び込む結果に終わるのでは?
っていうか、「歴代首相や外相経験者を参考人招致」ってことは、以前自民党にいた羽田孜元首相や田中真紀子元外相なんかも当然含まれるんですよね?
たとえば、羽田孜さんは平成6年5月12日に国会で、「1969年の佐藤・ニクソン密約の真相いかんというお話でございましたけれども、これはもう再三私どもの先輩たちがお答えしてきておりますように、御指摘のような密約が交わされたとの事実はないということであります」と発言していますが……(こちら参照)。
何かまた「ブーメラン」になる予感もしてきました(^_^;
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