安易な帰化促進は危険だという分かりやすい事例その2

2010.03.06 Saturday 01:01
くっくり



 その裁判の中でアラン氏側が出してきたのが、張景子さんが今回引用したこの主張だったのです。

 「憲法15条1項にいう『国民』とは、国籍保持者のみのことではなく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるを得ない者をいうと解すべきである」

 ちなみに、この訴訟は1989年11月に提訴、91年3月に大阪地裁請求棄却、92年7月に大阪高裁控訴棄却、93年2月に最高裁上告棄却となりました。
 アラン氏はさらに、91年4月、地方参政権についても大阪地裁に提訴しましたが、こちらも95年4月に最高裁上告棄却となっています(Wikpedia参照)。

 張景子さん、あなた、アラン氏の主張の引用なら引用と言えばいいのに、何でそうしなかったんですか。
 あなたは明確に「憲法の15条の1項に、『国民とは、国籍保持者のみのことではなく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるをえないものを言う』と書いてある」と述べています。
 プロ市民の集会とかでならともかく、テレビという公共の電波を使って、嘘を垂れ流そうとしたのです。

 それで三宅久之さんに嘘を指摘されたら、「あちゃー」って顔をして、「解釈は色々あるってことですよ」とごまかしてる。
 バレなかったら儲け物ってことで、ダメもとで言ってみたんですか?
 (もっとも三宅久之さん、高市早苗さん、長島昭久さんという強力な布陣ですから、バレないわけはないんですけど……)

 他にも、張景子さんはこの日の「タックル」でこのような発言をしています。

 「私は日本国籍を取ってます。でも日本人かどうかは微妙」
 「国籍の考え方は根本的に違うんですよね、中国の人たちは。……なので私に、あなた日本国籍を取ったから日本人って言われると、私はドキッとするわけですよ」
 「(国籍取得が)便宜主義でもいいじゃないですか」

 確かに中国人は大変合理的な考え方をする人たちで、世界中にいる華人(中国籍でなく居住国の国籍を持つ。一方、華僑は中国籍)の大半は、その国への愛国心や忠誠心云々より、「その国の国籍を取った方が自分が生活をしていく上で有利」だから取っているに過ぎません。

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