「アンカー」前原大臣処分の深層と小沢幹事長の焦り
2010.03.04 Thursday 03:15
くっくり
岡安譲
「高等戦術ですよ、これ」
山本浩之
「だってこういう既成事実をひとつ作った。それによってもう出来ないわけですから」
青山繁晴
「はい。で、これはね、あくまでスターティングポイントで、これからまぁほんとの闘争が始まるわけですけど、当然、今、小沢さんシーンとしてるでしょ。それはそうですよ。前原じゃなくて俺を処分してくれと、そんなこと今言える状況じゃない。そしては鳩山さんはこうやって見てですね、うん、これは前原さん頭いいな、ちょっとここはこう乗っかろうかというので(一同笑)、とりあえず、で、しかも口頭注意だよと、ね、大したことないってのを小沢さんにも言えるし、という動きなんですよ。で、これに対してですよ、当然、小沢さんが今言った通り、いや、処分は俺にしてくれってことを言えない代わりに、違うことをやって反撃しなきゃいけないから、ここで僕は長年小沢さんを見てきて、あの、こういう小沢一郎さんは僕初めてだと思ってるんですが、こういうことを始めました。はい」
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村西利恵
「それが小沢幹事長のリスキーな賭け。5月に訪米すると言っている問題ですね」
青山繁晴
「はい。これあの、まずね、皆さんちょっと字は小さいけど、これ見ていただきたいのは、リスキーな賭け。小沢一郎さんて人は僕は20年来見てきた限りで言うと、賭けをしない人です。ギャンブルは、小泉純一郎さんの専売特許なんですよ。あれ天才ギャンブラーですからね。だいたい家がもともと博徒ですから。小沢さんてね、ギャンブルやらないんですよ。皆さん時間はなくてもね、ひとつこれ聞いていただきたいのは、小沢さんの今の地位がどこから生まれたかというと、自民党から飛び出したでしょ。自民党割ったんですよ。しかし、あれ自民党から真っ先に割ったんじゃないんですよ。あの時、小沢さんはその、賭けが出来ない、リスキーなことはやらない人だから、実は様子見てた。様子見て、はっきり言うとぐずぐずしてたらですよ、突然、今の鳩山由紀夫さんや、それから皆さん覚えてますね、滋賀の武村正義さん、ね」
山本浩之
「さきがけですよね」
青山繁晴
「はい。それからあの、兵庫の渡海さん、こういう方々が新党さきがけ、まさしく先駆けて自民党飛び出したんですよ。びっくりして小沢さんは、ああ、もう自分も早くしなきゃいけないっていうんで、あの、羽田さんを急に表に出してですよ、自民党割ったんで、つまり賭けは出来ない、しない人だったんですよ。それが今になって初めてリスキーな賭けを、この小沢さんが始めてしまった。ひとつは、アメリカに対して私は5月に訪米すると言って、これは2つの点でみんなびっくりしたんですね。5月に訪米ですから。普天間を俺が解決してやるべーというふうにみんな聞こえて、え、そんなこと小沢さんが乗り出したからといって、あの普天間問題が解決するのか、ずいぶんリスキーなことをやるんだとびっくりした上に、さらにオバマ大統領に、中国の胡錦濤国家主席がそうだったように、時間を取ってくれと、ことを要求した。アメリカが、そんな中国と同じことやるわけはないのに、どうしてこんな賭けをするのかというので、実はみんなこれびっくりしてるわけですよ。びっくりしてるってことは隙があるから、その、さっきの前原国交大臣のような、あの、新しい考えのヒントも実は生むわけですね。そして、これ実は今どうなってるかというと、『アンカー』で何回かお話ししましたが、これもう最新の話はいつも確認してるんですが、今一番最新の話はこうです」
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