「たけしの教科書に載らない日本人の謎2010」(1)
2010.01.03 Sunday 23:51
くっくり
「つまり太陽が隠れてまた出てくるというのが、天照大御神が天の岩戸に隠れてまた出てくるという話、そしてまた魏志倭人伝によれば、卑弥呼が死んでしばらく経って一族のトヨが女王になるという話と、全体の話の筋が非常によく似ている」(安本美典)
つまり日食がきっかけで死に至った卑弥呼が、天の岩戸に身を隠した天照大御神のモデルではないか?というのだ。
日本最古のミステリー・卑弥呼の死は、日食が原因による政権交代だったのか?
そういえば、昨年7月21日衆議院解散、翌22日に46年ぶりの皆既日食。
政権交代が日食の年に起こったことはただの偶然だろうか?
◆地名の由来
この国には実にさまざまな地名がある。難しい読み方の地名や、いわくありげな地名など。
そもそも日本に地名はいくつある?
「無数と言ったら一番いいですね。地図とか本に載ってる地名以外に、一般の人々が生活している様々な街角や村の隅とか、そういう所に全部地名があるので」(筑波大学名誉教授 谷川彰英)
ちなみに、ある地名辞典を見てみると、載っているものだけでも2万個以上の地名が。
ではいったい、いつから日本人は地名を使っていたのか?
待ち合わせをしたり狩りの場所を決めるなど、地名は太古から人間が共同生活するためには欠かせないものだった。
しかし中国から漢字が入ってくる以前の日本では話し言葉があるだけ。つまり言葉は「音(おん)」だけしかなかった。
たとえばこんな場所で待ち合わせをする場合、この場所を表す地名を「音」だけでどう表現したのか?
image[100102-02timei.jpg]
大昔、人々はこの植物を「KI(キ)」と呼び、その場所を「SITA(シタ)」と呼んだ。この2つの「音」を合わせて「キノシタ」。
言葉は口で話し、耳で聞くだけだった日本人は、この「キノシタ」という「音」を地名として使っていた。
そんな中、中国から漢字が伝わって地名は一変する。
「日本に漢字が輸入されて来るのが6世紀。それまで文字がなかった日本の社会の中に漢字が入ってきて、漢字を当てはめていこうという、それがある種、集大成を迎えるのが奈良時代の古事記・日本書紀」(谷川彰英)
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