「たけしの教科書に載らない日本人の謎2010」(1)
2010.01.03 Sunday 23:51
くっくり
なぜ出雲国風土記にしか描かれていないのか?
異彩を放つ出雲。他の地域とは違う特別な場所だったのか?絶対的な権力を持ちつつあった中央の大和朝廷に対して特別な存在だったのか?
「出雲というのはある意味で特殊な場所。やはり律令政府(大和朝廷)は出雲には気を遣っている、特別視しているところがある」(瀧音能之)
そこには「日本建国」にまつわる秘密が隠されていた。
出雲という地名の由来は、雲がわき出るような空模様だと言われる。
昨年の出雲地方の天気を調べると、晴れは約178日、雨・曇り・雪が約178日と、確かに雲が多い。
だが、出雲の由来には他にも意外な説が。
古来、「雲」という文字には死んだ人の「霊魂」や「神」を象徴する場合がある。つまり出雲とは霊魂や神様の出づる国?
さらに、「いづも」とは、夕日が沈む方角という言葉「夕つ方(ゆうつも)」が変化して生まれたともいう。つまり出雲とは西を指す言葉?
「神様」そして「夕日が沈む西」。
出雲という地名から浮かび上がるこの言葉こそ、古代、出雲が特別な場所だったことの証。
実は出雲には古くから伝わる5つの謎がある。
「神様」「夕日が沈む西」はその謎を解くキーワード。
1.10月の呼び名が違う。
一般的には「神無月」だが、出雲では「神在月」。
2.柏手の数が2倍。
一般的な参拝は2拝2拍手1拝。しかし出雲大社では2拝4拍手1拝。
3.注連縄が逆向き。
向かって左側が太く、右側が細い。多くの神社とは逆向き。
4.意外な方向を向く御神座。
御神座とは御神体を祀る場所。普通は参拝客に向かい合うよう南向きになっているが…。
5.縁結びに強い。
この理由も出雲の成り立ちに大きな関わりが。
この謎が解ければ、ある人物の「日本建国」にまつわる壮大な計画が見えてくる。
その人物とは、天武天皇と持統天皇。
まず、出雲の地名に秘められたキーワード「神様」から迫ってみる。
出雲大社に祀られているのは「大国主神(おおくにぬしのかみ)」。スサノオノミコトの子孫にあたる国造りの神様。古事記によれば、大国主神は葦原中国(あしはらのなかつくに)を作り、治めていた。
その葦原中国の様子を高天原から見ていたのが天照大御神。彼女は、地上の世界を自分の子孫に譲るよう、使いの神を送った。
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