IWC年次総会〜今年は捕鯨支持国が過半数?

2006.06.16 Friday 19:52
くっくり



●日本だけが最後まで捕鯨を続けられたのは、一頭で西洋の鯨油生産捕鯨の10頭分の経済価値を生み出していたからです。ところがモラトリアム(商業捕鯨の一時禁止)のあたりになると、グリーンピースなどの反捕鯨団体の偏向した情報を、チェックを充分にせずマスコミが一方的に取り上げたのです。例えばクジラが撃たれて血を流しているところを撮影して、日本を悪者に仕立て上げた。本当は有効利用をしながら適正な捕鯨をやっていたにもかかわらず、です。

●クジラの問題では、調査捕鯨で蓄積してきた科学情報を初めとして、アメリカが持っていないものを格段に日本が持っているんですね。それを踏まえて、「アメリカはここが間違っています、ここが足りません」ということを言えるのは、世界の中でも日本だけなんですよ。それも、私はアメリカのためを思って率直に言っているつもりです。よく私のことを「反米だ」という人がいるんですが、自分では私ぐらい親米派の人間はいないと思ってます。表向きの言葉だけ聞いていると反米かもしれないけれど、要するに私が言いたいのは、「共存のために立ち上がらなきゃいけないじゃないですか」ということ。相手が間違っていてもハイハイと聞くのが友好だとは思ってません。お互いのために言うべきことを淡々と言うのが、交渉の原点だと思いますね。

●数年前に自動車事故で亡くなったグリーンピースの創設者の一人が、以前、よく私のところに雑談に来たんですよ。彼はこんなことを言っていました。「真実が何かということはどうでもいい。真実が何かと大衆に思わせることが環境保護運動には大切です」と。真実のイメージを作り出していればそれでいい、と平気で言うわけですよ。こういう人たちとは相容れないなと思いましたね。

●たとえば今回(平成14年の下関)も、私たちはクジラが大量の魚を食べていることをデータで示しているわけですよ。それが自然の均衡の中に属しているかどうかは別にして、単純に言えば、クジラを全部間引いたら、その魚が人間のために利用可能になる。誰が考えたって明らかでしょ。実際にそうするかどうは別ですよ。人間が傲慢にならずに、クジラも魚も適正に生きられるように正しい管理をしていくべきで、そのためのデータなわけです。ところがニュージーランドのヘレン・クラークという女性の首相は、「日本の主張はナンセンスです」と言うんですね。それしか言わない。どうナンセンスなのか、その説明がないんですよ。西洋人の物言いは一見すると説得力があるように感じるんですけど、こんなに人をバカにした話はありません。私たちが10年も20年もかけて科学的に蓄積したデータを、「ナンセンス」の一言で片付けたのでは、理屈にもなってない。だから、「あなたがナンセンスと言うのはナンセンスです」って言うようにしています。

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