【記憶せよ12月8日】外国人から見た日本と日本人(16)

2009.12.08 Tuesday 02:18
くっくり


ひとりよがりの 自分本位の えらそうな態度をする
そんな 今の日本人が 心配だ

本当に どうなっちまったんだろう
日本人は そんなはずじゃなかったのに
本当の日本人を知っているわたしたちは
今は いつも 歯がゆくて くやしい思いがする

自分のことや 自分の会社の利益ばかり考えて
こせこせと 身勝手な行動ばかりしている
ヒョロヒョロの日本人は
これが本当の日本人なのだろうか

自分たちだけで 集まっては
自分たちだけの 楽しみや ぜいたくに ふけりながら
自分がお世話になって住んでいる
自分の会社が仕事をしている
その国と 国民のことを さげすんだ眼でみたり バカにする

こんな ひとたちと 本当に仲よくしてゆけるだろうか
どうして どうして日本人は こんなになってしまったんだ

1989年4月 クアラルンプールにて

■オリヴィエ・ジェルマントマ=フランス人。作家、フランス国営文化放送プロデューサー。紫式部から三島由紀夫まで多くの優れた日本文化紹介番組を送り出した。フランスを代表する知識人とされる。
「日本待望論〜愛するゆえに憂えるフランス人からの手紙〜」(1998年発行)より

 圧力をかけられたがために、天皇も政府ももはやこの追悼の場(編註:八月十五日、靖国神社)に詣でることはないということを目のあたりにして、一フランス人として、驚くほかはありませんでした。フランスにおいては、すべて戦死者は、たとえ植民地戦争のそれであっても一様に畏敬をささげられ、それは歴代政府の右たると左たるとを問いません。何万という数にのぼる市町村(コミューン)の一つ一つに戦没者追悼碑が建てられ、その前で公式式典が年にいくたびも繰りひろげられます。慰霊は、すべての戦死者を対象として行われます。

 それはともかく朝鮮ならびに中国における日本の植民地政策に対して、これを弾劾して金切り声を張りあげる連中を、とんでもない偽善の従であると私は見ています。列強はすべて例外なく植民地を持っていましたし、今日なお別の形態で持っているのですから。日本国民を執拗に犯罪者扱いしてやまない諸勢力に対してあなたがたが憤激を示すのはもっともであると、私は理解しております。しかし、その憤りは、往時について明晰な分析を下してからでなければ前向きの値打ちを持ちえないであろうとも思うのです。


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