「アンカー」鳩山&小沢政治資金問題と民主党の観測気球

2009.11.26 Thursday 03:09
くっくり


村西利恵
「総理の作戦、それは『ウソがあったことを認める』。そして『秘書を辞めさせて連絡もしない』。さらに『すべて検察に任せる』」

青山繁晴
「はい。これはですね、あの、もうあの、実際に表に出てますよね。で、あの、鳩山さんもその、おかしな記載があったと、政治資金報告書に嘘があったってことを事実上ずーっと認めてますね。でも全部秘書が悪かったんですと。私は知りませんと。だからもう辞めさせて連絡もしないと。そしてずーっと鳩山さんが言ってるのは、全て検察にお任せしてるんだと。だから私は何も言わないと」

村西利恵
「何度もそのフレーズ聞きましたもんね」

青山繁晴
「ええ、メディアでどんなに批判されても、あなた自身の言葉はどうしたんですかと言われても、検察にお任せしてると言ってきたんですが、これが僕はなかなか鳩山さんてのは、したたかだなと思うんですが、これソフトなプレッシャーですよね。つまり検察に対してその、良きところに持っていって下さいよというニュアンスが、明らかに感じられるわけですね」

岡安譲
「はぁー、そういうことか」

青山繁晴
「そして鳩山さんはもとはその、総選挙の前は西松事件の捜査を批判もしてたわけですから、あの、これも僕は検察から受けた印象として、鳩山さんのこの言葉をプレッシャーと受け止めてるんだなってことも、実は今朝までの電話で感じたわけです。そして、この3つの作戦にははっきりとした狙いがあると思われます。はい、ちょっと出して下さい」

image[091125-07nerai1.jpg]

村西利恵
「狙いはこの2つ。『強制捜査を防ぎたい』、それから『元秘書の略式起訴(罰金刑)だけに持ち込みたい』」

青山繁晴
「はい。で、これはですね、あの、このように事件になった時は、ま、事実上3つあるわけですよ。で、一番厳しいのが強制捜査で、このケース、鳩山さんのケースで言うと、その、公設秘書を逮捕すると。つまり認めてるようでいて、肝心なとこは認めてないんじゃないか、つまり、自分だけがやりました、鳩山総理は知りませんっていう部分は嘘じゃないかと見て、逮捕して、強制的に調べて、同時に家宅捜索もやると。場合によっては事務所だけじゃなくて、鳩山総理の自宅もやるかもしれない。つまり親族からの資金の提供もあるかもしれないから。それが一番厳しくてですね、これやられると鳩山政権は大打撃ですね。しかし一番、一番楽なのは、本当は、もうお咎めなしはありえないわけだから、とりあえず罰金刑。略式起訴ってことは裁判ないんです。これあの、たとえば交通違反の時にキップ切られたら、赤キップ切られたらこうなるっていうのと同じであって、これが一番持ち込みたかった。しかしそれだと検察が納得できない。つまり折り合う点がないから、実はこの真ん中の落としどころがあって、それがこれでしょうということです」

[7] << [9] >>
-
trackbacks (0)


<< 京都の地名に潜むミステリー「ビーバップ!ハイヒール」より
夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]