「アンカー」鳩山外交は日本背信か(付:事業仕分けと米中会談)

2009.11.19 Thursday 01:40
くっくり


村西利恵
「オバマ大統領はアジア政策演説の中で、『共同作業グループを通じて日米合意の実施を迅速に進めることで合意した』と話しました」

青山繁晴
「はい。これあの、ご記憶のとおり日米首脳会談を夜にやって、明けてその、東京で、東京の大使館(注:正しくはサントリーホール)で演説しましたよね。で、その時にオバマさんは合意したと言ってるわけですよ、鳩山さんを信じて。何を合意したかというと、この日米合意が基本的に実施できるように細かい詰めを、そのためにね、日米合意を反故にしないで、それをむしろやるために、詰めを作業グループでやるんだということで合意したと言ったわけです。で、この演説を聞いて、またみんなけっこう安心したわけですよ。まああの、難しい問題だったけど、これでよくやく決着かと思ったら、その日、同じ日に鳩山さんがこういう発言をなさったんです」

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村西利恵
「はい。シンガポールでの発言です。『日米合意が前提なら作業グループを作る必要はない』」

青山繁晴
「はい。これは、僕も含めて、僕は最初、何か英語の誤訳かと思ったら、これ日本語で、日本人の記者団におっしゃってるから、誤訳もへったくれもないんでね」

一同
「(笑)」

青山繁晴
「それで、いや、僕もそう思いたいと思ったぐらいなんです。というのはね、ほんとはもっときつい言い方してんですよ。それは、オバマさんにとったら日米合意が前提だと思いたいよねと、ね。しかしそんなことだったら作業グループをそもそも作る必要はないじゃないのと」

山本浩之
「ええ(笑)」

村西利恵
「全部ひっくり返したことに…」

山本浩之
「だからさっきのキーワードになるわけですねー。その3つの」

image[091118-01frip.jpg]

青山繁晴
「ええ。ひっくり返すだけじゃなくて、あの、1枚目の、いや、ごめんなさい、あの、オバマさんから見たらね、後頭部をハンマーで殴られたようなもんですよ。だからね、今言いかけましたけど、1枚目のね、フリップをもう一度皆さん見ていただくとね(先ほどのフリップ出す)、その、約束を守るって2つの意味あるんですよ。そもそもこれはあの、自民党と共和党が約束したんじゃなくて、日本国とアメリカ合衆国が約束したんだから。そのあとお互い民主党政権になっても、この約束は守らなきゃいけないねって意味もあるし、日米首脳会談で合意したんじゃないですかと、ね。これダブルの意味で約束守ってんじゃないか、いや、破ってるんじゃないかということと、鳩山さん、あなたそういうことはその場で言って下さいよと、ね。そしてその場で言わずにあとで覆すって、まさか、それやってたら、もうとにかく日本の総理とは話ができないっていうことになるわけですよ。だから僕はさっき、あの、最初にアメリカとの問題だけじゃありませんと申したんです。つまり国際社会で、日本は政権交代してちゃんと民主主義あること実証したけども、もう日本の首脳とは話できないんじゃないかと。で、この危機感を持ってる人は、実は政権の中にも現れていて、実はもう1つのキーワードはこれなんです(次のフリップ出す)」

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