「アンカー」鳩山外交は日本背信か(付:事業仕分けと米中会談)
2009.11.19 Thursday 01:40
くっくり
「そこに新たな負担を押しつけるのかということがあって、それなかなか上手く行かなかったわけですよ。で、それでずいぶん時間がやっぱり経っちゃったんだけども、あの、3年前の2006年の5月にですね、えー、当時の額賀防衛庁長官が、ま、ちょっとアイデアを出して、この滑走路ね、V字型と言ってますけど、これ異例ですね、要するに離陸と着陸の滑走路を分けて、その、風向きとかをうまく使ってですね、その、住民にその、音が聞こえる被害を少なくするっていうことで、これで正式に合意した、もうこれでやりますってことになったんですよ。ところがそのあともですね、いや、やっぱりちょっと沖に動かした方がいいんじゃないかとかね、やっぱりこれはよくないんじゃないかって話もいろいろあったりして、動かないままになっていたわけです。で、それをとらえて、その鳩山さん以下の民主党が先の総選挙で、もう県内の移設はやめましょうと。県外か、つまり僕たちの住んでる本土の側か、あるいは国外、これはほんとはグアムのことです。グアムに移転するかどっちかにしますと、政権取ったらしますと言ったから、当然沖縄県民はそれに期待して投票して、小選挙区で全部自民党がいなくなったわけですね。で、これが当然あの、アメリカ側から見たらびっくりな話だから、これがその日米首脳会談でテーマになったわけですが、で、その日米首脳会談で実際どうだったか、どんな話が出たか。はい、出していただけますか」
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村西利恵
「はい。表には出てきていない会談の内容、青山さんの取材によると、こういったやり取りがあったと」
青山繁晴
「はい。さっき言ったとおり、その普天間の問題について、オバマさんは実はかなり時間を割いて、ずいぶん踏み込んだことを言われたと。で、まずその、日米政府の間の合意は変えられないと。で、日本も政権交代したんだけど、アメリカだって政権交代してて、この合意自体アメリカも前の政権が作ったもんですと」
山本浩之
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「しかし国家の間の合意というのは基本的に変えられないもんですと、それをコロコロ変えてたらおかしなことになるっていうことまで、オバマさんは踏み込んで発言したそうです。で、さらにそれに加えてですね、でも、やっぱり地元の懸念は自分もちゃんと考えたいと思うと、ね。そしてここに書いてあるのはね、滑走路、50m、ちょっとに見えますけど、50mだけ沖合いに移動させる、これ実は誰が言ってるかというと、沖縄県知事の仲井真さんがもうはっきり言われたわけですよ。で、50mだから、50mだけど何とかジュゴンのその生活環境は守れるんじゃないか、そしてわずかでも沖合いに出すことによって住民の方々の騒音被害を少しでも減らしたいという気持ちで、あの、知事はそういうふうにあの、おっしゃったんですけれども、オバマさんは50m沖合いとは言ってないんです。ね。これはちゃんと申しておきますが、実際に言ったのはですね、地元の方々の心配事、懸念を十分考えて、で、それが調整つく範囲のことだったらその、部分的な変更はできますと。基本的には合意守らなきゃいけないけど、こういう、こういうことだったらできますと。で、出席した誰もが、ああ、仲井真さんの言ってることだと。するとオバマ大統領と沖縄県知事がパッチリ合ったわけだから、ああ、これで行けるんじゃないかと思った。さあ鳩山さんがどんな返事するか、みんなが注目したら、こういう返事だったんです。はい、出して下さい」
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