「アンカー」前原国交大臣インタビュー

2009.10.22 Thursday 02:52
くっくり



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青山繁晴
「なるほど。銀行団としてまとまりでやるんじゃなくて、銀行それぞれの、それぞれとの交渉で道は開けるという…」

前原誠司
「ま、それは交渉してもらうのはタクスフォースで、私じゃありませんから、はい(笑)」

青山繁晴
「(VTR中略?)大臣が羽田空港のハブ化を従来の信念だけじゃなくて改めておっしゃってるのは、この、国交省にね、成長戦略会議を立ち上げたいってことと僕は実はすごく深く関係してると思うんです」

前原誠司
「おっしゃる通り」

青山繁晴
「この政権には成長戦略が欠けているから、それだとたとえば雇用の問題も解決できないから、ほんとは成長戦略っていうのはたとえば官邸であったりね、経産省が中心かもしれないけど、国交省からあえて手を挙げて、成長分野を作り出していこうよと、そういう思いが一番根っこかなぁと」

前原誠司
「まぁ青山さんの厳しい、あの、切り口ですけど、この政権に成長戦略はありますよ、間違いなくそれは」

青山繁晴
「それ、それはどこにあるんですか?」

前原誠司
「だってたとえば医療、介護、これは日本のこれからの最大の成長分野で、自民党はここを軽んじてきたと。これこそが成長戦略じゃないですかと。あるいは農業の自給率40%、まずは応急措置としての所得補償をやる。そして農業の自給率を高め、この分野で働く人たちを増やしていく。成長戦略じゃないですか。だからいろんなところにあるんですよ、成長戦略は」

青山繁晴
「つまり前原さんがおっしゃってるのは、ばらまきに終わらせずに、それをその各省ごとの成長戦略に結び付けてくれよと」

前原誠司
「もちろん」

青山繁晴
「で、国交省がその、いわばモデル、さきがけになることもありますよと」

前原誠司
「公共事業は減らします。まさによく言われてるように、コンクリートではなくて人の方に投資をすべきだと。もっと言えば、観光というものにあまりに日本は力を入れなくしてきた。地方空港をとにかく作るということだけを目的にしてきた。それを使おうという視点がなかった。あるいは港湾でも他の国なんかは、釜山なら釜山、上海なら上海、香港なら香港、集中させてそこで国際競争力を持たしてきた。そういう感覚が自民党政権には全くなかった。それを国土交通所管の産業というものをしっかり育て上げていく。たとえばゼネコンだって公共事業のパイ減るから、これは衰退分野かというとそうじゃないですよ。マーケットは世界に見れば、もっともっと広がるし」

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