「アンカー」小沢メール事件 小沢権力集中で日本は独裁国家に

2009.10.15 Thursday 03:04
くっくり


村西利恵
「先ほどの横路さんの発言の2日後ですね。『それは旧来の考え方だ。議員内閣制では政府と与党は一体だ』と会見での、話しています」

青山繁晴
「うん。で、これその、こうやってすぐ反論すること自体が珍しいんですが、これ正直、これで反論になるのかなあと。とにかく古いんだと。で、古いって言われても、三権分立ってのは民主主義の基本なんですから、古い新しいじゃないんじゃないかなあと。それから議員内閣制で政府と与党は一体、えっ、つまり小沢さんの解釈だと議員内閣制は実は三権分立じゃなくて、二権しかないのかなと。一権はどっかに埋没しちゃうのかなあって話になって、どうもこの反論だけじゃ足りないから、その、小沢さんはなかなかインタビューに応じてくれませんから、小沢さんに非常に近い参議院の民主党幹部に電話をして聞きましたらね、えー、実はそれさっき、メールまだ見てねえんだと言った人ですけど、これ実は大物なんです。その大物が僕におっしゃったのは、まず横路の批判はけしからんと。実は呼び捨てでした(一同ざわざわ)。衆院議長に対して。まぁ、あの、その人は参院議員ではあってもね。呼び捨てで、横路けしからんと。それは横路さんが、そのあとは、さん付けになったんですけど、最初は呼び捨てで、横路さんは役人と真っ直ぐぶつかったことがないから、そんな甘いこと言っておられるんだと。官僚支配、ね、それから官僚と結びついた族議員を打ち破るためには、もう議員立法やらせないぐらいのことが大事なんだと」

山本浩之
「えーー」

青山繁晴
「特に議員立法ってかっこよく言ってるけど、本当はそれは自分が目立ちたいから、自分の名前を売り出したいからってことがあるから、あの、小沢さんの真意ってのはそこに、それを封じることにあるんだと言われたんです。僕、その話聞きながらですね、むしろ逆に、ああ、小沢さんの本当の狙いっていうのはこれなんだろうな、っていうような実が分かってきた感じがしました。はい、出して下さい」

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村西利恵
「議員立法を封じる本当の狙いは、幹事長への権力集中」

青山繁晴
「はい。これはあくまでもその、複数の人たちへの取材の結果としての印象ですけれどね。その、まずね、どうしてこうなるかというとですよ、普通は逆でしょう?だって小沢さんは党の幹事長でしょう?その党の方で法律作れないとなったら、党の力弱まるはずじゃないですか。で、それだったら、むしろそういう考えだったら、普通のいわば権力者、あるいは政治家なんですよ。ところが小沢さん、やっぱりそこは一種の天才的なとこがあるから、そうじゃなくてですよ、議員立法認めたらね、あっちこっちでこうやっていろんな法案がこう出てくるわけでしょ。しかし政府しか作れないになってたらですよ、政府の作る法案って必ず閣議決定しなきゃいけないんですよ。つまり出口は必ず首相官邸1カ所なんですよ。だからそこだけバチッと小沢さん押さえとけば、あとはもうその出た法案を国会でどういう扱いにするのか、優先順位どうすんのか、これはあきらめる、これは成立、全部決められる。だからほんとはそうやると権力集中になるというのが…」

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