「アンカー」米中の日本はずし?&インド洋給油&故人献金

2009.10.08 Thursday 02:10
くっくり



 村西利恵「また『成長戦略会議』立ち上げの準備を明らかにしました。これは観光客の誘致や、航空の規制をなくして自由競争を促したり、港の整備などについて話し合い、方向性を打ち出すもの。国交省によると現在、有識者の人選を始めているが、まだ立ち上げ時期は決まっていません」

 山本浩之「言っていることは間違ってないが、これをなぜ先にやらなかったのか?逆じゃないかと」

 青山繁晴「この水曜『アンカー』でも前に指摘した通り、やっぱり順番が間違ったまま来てて、この前原さんの発言をあえてポジティブに考えたら、前原さんがもう我慢しきれなくなって、そもそも成長戦略を立てていかないと、削るだけでは日本経済は逆に駄目になるんじゃないかという懸念があるから、遅いけれどもとにかく今からやりましょうという解釈はできる。但し、不可思議な点がいくつもあって、成長戦略会議って、今までの自民党政権だったら当然、経済産業大臣を中心にしてやることだが、民主党政権では当然、国家戦略室の菅さんが中心になってやること。観光とかが入っていて、それは国交大臣の所管だが、全体の日本のマクロ経済、特に新しい成長をどうやって作るかというのは、国交大臣がリーダーシップとってやることではない。本当は内閣全体でその取り組みができてない現実があるから、前原さんがいわば仕掛けたと思う」

 山本浩之「削減が3兆円に届かない。マニフェストの財源はどうするのかって話は選挙前からさんざんあって、それにはきちんと答えてこなかった。いざスタートして、2兆円削った、2兆5000億、もう一声ってやってる。有権者に対してそういう説明で果たして良いのか?」

 青山繁晴「鳩山さんはのんきな総理で、今8合目、あと一息と言ってたが、政権が作った目標に一息という意味。なぜ3兆円なのかというと、マニフェストで約束した子ども手当などでまずは3兆円いるからひねり出したいと。しかし、仮にひねり出して、さあ子ども手当を出しましたとなっても、じゃあそれが今まで鳩山さんが言っていた内需拡大にすぐにつながって、日本の成長を促すかというと、誰も確信持てない。だからさっきの前原さんの言葉も、子ども手当出すだけで成長するとは言えないから、全体の計画をもう一回立てなきゃいけないと言ってるわけです。これも本当は総理自身が危機意識を持たないといけない。総理個人だけじゃなくて、政権全体としてそういう問題意識がない。先ほど(のストレートニュースの中で)和歌山の人の反応にあった通り、道路は混んでいたり空いていたりするが、知事としては和歌山の高速道路は全国レベルで見たら遅れてる。他の所はもうできてるからいいかもしれないが、残った和歌山が犠牲になって、その結果出てくるのが子ども手当では、話がつながらないんじゃないかというのがある」

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