「アンカー」米中の日本はずし?&インド洋給油&故人献金
2009.10.08 Thursday 02:10
くっくり
青山繁晴
「はい。大げさなと思われるかもしれませんが、ま、これは歴史的な日本はずしのいわば始まりだと考えていただきたいんですね。すでに日本が完全にはずされたっていうような話をしてんじゃありません。しかし始まりとしてはこれは重大な兆候であって。というのは、もう考えていただきたい、日本は64年前に戦争に負けました、負けましたが、そのあと、その、特にサンフランシスコ講和条約が成立して、日本が独立回復してから、日本は独立国として、日本なりにアメリカと連携して日米同盟を作ってきて、私たちの税金もずいぶんそこに注ぎ込まれてきて、いわばその、日米を中心にして特にアジアの問題には対処すると。日米が基軸で、その対処される中に中国があり、北朝鮮があった。これが入れ替わったわけですよね。米中を基軸にしてアジアに対処する、対処される側に北朝鮮もあるけれども、日本もあると。で、それがたとえばイランのことで言うと、その、世界的にもそうなんだと。これはあの、前の米中戦略経済対話とも結びついてて、オバマさんのその、根本的な考えが変わってないってことですね。で、すなわちこれは、中国と北朝鮮にとってみたら、アジアの仕組み、アジアの枠組みを変える、まあその、いわば歴史的なチャンス、いわばそのチャンスだってことをがっちりこう、つかまえてるんですね。つかまえてるから、だからこういう感じになるわけですよね。はい、ちょっと絵を出していただけますか」
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青山繁晴
「今もうほんとにガバッとこうね、抱き合ってます。このお2人が抱き合ってるんですけれども、これはその、2人がこのことの意味をわかってるということだと思うんですね。すなわち、えー、この2人が抱き合ってる背景には、いわばオバマ大統領がいるわけです。オバマ大統領公認のもと抱き合ってて、今までは日米という大きな同盟があったけれども、今も形はあるんだけれども、本当は米中の同盟でこれからやっていけるんだということになってる。で、この変化が非常に大きいから、その、温家宝首相はお土産を持っていくことができた。それはそうですね。そのお土産って本来は経済制裁に、さっき言った通り、その、矛盾するんだけど、アメリカ合衆国が、つまり国連本部のあるアメリカ合衆国がそれ認めてくれてるから、これもできるわけですね。そしてこの出迎えも非常に大きい意味があって、北朝鮮は人口2000万、中国は人口ほんとは14億超えてると言われてる、そんな大きな違いがあるのに、いわば北朝鮮のプライド、あるいは外交戦略としてもですよ、あくまでも、中国といっても元首の江沢民さんや胡錦濤さんのような国家主席が来たら、中国も金正日さんを空港に出すけれども、中国が温家宝首相だったら自ら出迎えに行かないってことだったのに、今回出迎えに行った。つまりこれは歴史が変わる大きなチャンスなんだってことを、身体をもって示してるわけですね」
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