くっくり式 鳩山内閣閣僚名簿(上)
2009.09.19 Saturday 03:22
くっくり
・発言のブレが目立つ。
<核武装議論>1999年10月「議題に乗せることすらしてはいけないという発想もいかがなものか」→2006年10月「議論も封印しなければならない」
<ソマリア沖の海賊対策に海上自衛隊の艦艇活用>2008年10月「政権交代の暁に、積極的、前向きに検討する」→2009年1月「簡単に認めてはならない」「社民党や国民新党と極力歩調をそろえたい」
<北方領土問題>2007年2月「四島一括返還では1000年たっても還らない」→2009年4月(谷内前外務次官が“三・五島論”を語ったとされたことについて)「四島返還への致命的な誤りを犯したのではないかと思う」
<憲法改正>1999年民主党代表選「景気も大事だが、憲法論議を避けるべきではない」「自分自身への尊厳や自立する心を持った国をつくるため、前文や九条を見直していくべきだ」「政治家にとって一番の課題」→2005年2月発売の著書「その後、代表になってからも憲法改正の必要性を訴え続けたところ、野党第一党が憲法改正に前向きな主張をしていることが引き金となって、衆参両院に憲法調査会が設置されることとなった」→2009年5月「経済を立て直していくときに(中略)憲法の議論を大上段で構える余裕があるか、見極めないといけない」「今、首相になった時に即、憲法改正に手をつけられる状況ではない」
詳しくは拙エントリー09/6/6付:鳩山由紀夫 変節まとめ(付:替え歌「傀儡ハッティ」)を参照。
・「非核三原則」でもブレた。2009年8月4日の記者会見では「非核三原則はある意味で法律を超えている国是のようなものだ。法制化すれば法律は変えられる危険性も持つ」と述べ、法制化には慎重姿勢を示していた。ところが、5日後の8月9日、長崎市内のホテルで被爆者団体代表者と懇談した際は、「唯一の被爆国として守っていくことが重要で、その一つに法制化という考え方もある。しっかり検討したい」と述べ、法制化を検討する考えを表明した[産経09/8/9]。
・外国人参政権付与に積極的。1996年頃は地方参政権どころか「私などはさらに一歩進めて、定住外国人に国政参政権を与えることをも真剣に考えてもよいのではないかと思っている」と述べていた[公式サイト>わがリベラル友愛革命←最近削除された。09/9/6時点の魚拓はこちら]。現在はそこまで考えているかどうかは不明だが、2009年4月17日の「ニコニコ動画」出演時の「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」という発言[FNN09/4/22(YouTube)。こちらにテキストあり]から推測する限り、彼の「友愛」が外国人にも向けられていることは間違いないだろう。
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