くっくり式 鳩山内閣閣僚名簿(上)

2009.09.19 Saturday 03:22
くっくり


 * 小泉政権時代に閣僚3人の年金未納問題が発覚した時、党代表であった菅氏はそれを厳しく追及して「未納三兄弟」の名文句を生んだが、自身の未納も発覚して「兄弟」の仲間入りをしてしまった(後に行政側のミスであることが発覚したが、事後納付もできないため、未納は解消されず、「自身の無年金のおかしさに気付き、対応しなかったのは、政治家としてうかつさがあった」といった指摘もなされた)。
 * 2007年1月、柳澤伯夫厚生労働大臣の「産む機械」発言が政治問題化した際、代表代行だった菅氏がこれを批判したところ、2月6日、自民党中川秀直幹事長が「東京は日本で一番生産性の低い大都市。何の生産性か、それは子どもの出生率において…」という民主党大会(2007年1月)における菅の氏演説を自身のホームページで取り上げ「出生率と生産性を結びつけるということは、出産と機械が結びつくことではないのか」と反撃された。
 * 菅氏の厚生大臣在任中に、基礎年金番号制度の導入が閣議決定された。そのため、2007年の年金記録問題について責任を問う主張があった。
 ・後期高齢者医療制度が問題化した際、民主党が年金からの天引きを批判するのはおかしいのではないかとの指摘が出た。というのも、年金天引きを言い出したのは、当時厚生大臣だった菅氏本人だったからだ。1996年6月12日の衆議院厚生委員会において、菅氏は次のように発言している。「未納の問題などについてかなり具体的な手だてを今考えておりまして、国保自体の未納も少し減るような方向でいろいろな施策を考えて提案をさせていただいております。そういうことを通して、国保と一緒に納入をお願いすることになる介護保険料の未納部分も少なくなると思いますし、高齢者の保険料についても実質的にはそう未納が多くならないでやれるような、例えば年金等からの天引きなど、そういうやり方で対応していくことによってできるのではないかと思っております」[「正論」09年9月号【鳩山“友愛”体制を支える民主党七幹部の裏の顔】國會新聞社編集次長 宇田川敬介]

※その他
 ・政治経験も豊富で閣僚も経験済なのに、党内でさほど人望があるとは言えない。「左派の人としかあまり話さない」という批判もある[「正論」09年9月号【鳩山“友愛”体制を支える民主党七幹部の裏の顔】國會新聞社編集次長 宇田川敬介]。

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