産経、靖国関連記事ラッシュ

2006.06.09 Friday 01:55
くっくり



 (4)の国際的孤立についてだが、中韓以外に靖国問題で発言した国があるのか。他国の祭祀(さいし)の問題に口を挟むというのは極めて非常識なことであって、国際舞台では非常識な方に分がない。このところ中韓両国が外相レベルの会談に応じているのは自らの非常識に国際的支持がないと悟った結果だろう。

 中国の言いなりとか媚中派という非難を避けるために、「A級戦犯が合祀(ごうし)されている」ことを参拝しない理由に挙げ、谷垣禎一氏や古賀誠氏、与謝野馨氏は「分祀(ぶんし)されれば参拝する」と述べている。福田康夫氏、山崎拓氏、加藤紘一氏は靖国とは別の「国立追悼施設をつくる」ことを提案している。

 分祀というのは事実上できないのだから、この人たちはすべて「A級戦犯が合祀されている靖国神社には参拝しない」ということである。また同時にこの人たちは靖国参拝をやめても日中間に横たわるガス田、尖閣諸島、安保理常任理事国問題などが解決するとは思っていない。実に不可解な人たちというほかない。

≪死者にむち打つ文化なし≫

 ここでA級戦犯について述べておきたい。中国は日中平和友好条約で戦犯問題について何の留保条件もつけていないばかりか「内政の相互不干渉」の原則を約束している。したがってA級戦犯について何かを言う権利はまったくない。日韓基本条約もそうだが、そもそも条約は過去のあらゆるトラブルを解消して再出発しようと言う取り決めだ。

 国内には「日本人を何百万人も死に追いやった東条英機首相以下のA級戦犯は許せない」という言い分もある。だから靖国には行きたくないと言う。東京裁判は連合国が一方的にやったもので、日本の国内法ではA級戦犯は「いかなる意味でも犯罪ではない」(大橋法務総裁=法相)との歴史事実に反発して「もう一度国内で裁判をやり直せ」という人もいる。
 
 しかし彼らはすでに死刑になったり刑期を終えた人たちだ。日本には死者をむち打つ文化はない。死ねば等しく神である。先人の成功や失敗があり、何百万人の犠牲に学んだからこそ、
われわれは賢明になれた。先人たちを選別したり、哀悼の意を表せない人に宰相の資格はない。
(ややま たろう)

 屋山さんの見解は、「靖国はもはや総裁選の争点になっちゃってるんだから、安倍さんは『参拝する』と表明して勝負すべき」ってことのようですね。

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