2009.07.26 Sunday 03:11
くっくり
撃論ムック「世界を愛した日本」【日本精神(リップンチェンシン)が台湾に遺したもの】より
烏山頭(うさんとう)ダムを建設した八田與一先生は今でも嘉南平野で神として讃えられています。彼の建設したダムによって、台湾の南西の大部分を占める嘉南平野が殺伐とした地から、肥沃な田園地帯へと生まれ変わりました。毎年五月八日の命日には八田先生の遺族を招いて慰霊祭が行われています。台湾人は今もその恩を忘れずに供養しているのです。
この八田先生は、どんなに厳しくても工事作業員のリストラをしなかったと言います。今の日本のリストラは下のほうから首を切られていきます。ところが、八田先生は泣きながら幹部を呼びつけて、「君達みたいな優秀な人は、よそですぐ職が見つかる。だから君達は辞めてくれ」と言ったそうです。こういうやり方は八田先生以外に聞いたことがありません。だから今でも五月八日になると、誰が来いというわけでもなく、みな八田先生のために集まるのです。
「正論」09年6月号「折節の記」【未来を拓く台湾と日本の絆】より
去年の十一月、先生方三名に引率された(長野の豊栄小学校の)六年生が、台湾へ修学旅行に来たのです。私たちの住む台中市の小学校で交流、ホームステイなどをした後、最後のプログラムに八田與一技師のお墓参りがありました。八田與一は烏山頭(うさんとう)ダムと嘉南大●(かなんたいしゅう。●は土ヘンに川。=田畑灌漑用の人工水路)の生みの親です。台湾中南部一帯の不毛の地を美田に変えた方で、戦後蒋介石政権によって全ての日本人銅像が廃棄された中で、唯一つ残った日本人銅像としても有名です。恩恵を受けた台湾農民がその銅像を隠し、李登輝総統の時代に元の場所に戻しました。
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