2006.06.08 Thursday 19:28
くっくり
【ソウル=黒田勝弘】韓国政府は8日、北朝鮮が拉致日本人の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の夫とされる拉致韓国人の金英男さん=同(16)=を母親の崔桂月さん(78)と面会させると連絡してきたと発表した。北朝鮮からの電話通知文で伝えられたもので、2人は19日から北朝鮮の観光地・金剛山で行われる南北離散家族再会の場で28年ぶりに対面することになる。電話通知文は8日の平壌放送でも伝えられた。
北朝鮮の要請について、金さんの家族らが同日、記者会見し、母親の崔さんは「言葉が出ないくらいうれしい」と、受け入れる意向を示した。
北朝鮮はこれまで韓国人拉致問題については否定し続けており、金さんの存在も認めてこなかった。北朝鮮がこの時期に面会を認めた背景には、拉致問題をめぐり日韓の被害者家族や支援団体の協力が急速に進み、北朝鮮に対する圧力になっているということがある。北朝鮮としては韓国側を取り込むことで“日韓の連携”を分断する狙いがあるとみられる。
韓国人の拉致被害者は漁船員を中心に約500人に上るが、韓国政府は北朝鮮側の主張に従い“南北離散家族”として南北赤十字会談で消息確認などを訴えてきた。これまで南北離散家族面会の場で拉致漁船員が韓国側の家族と会った例もある。
金さんは1978年に拉致され、北朝鮮では対南工作に関連した仕事をさせられてきたという情報がある。日韓両政府のDNA鑑定の結果、めぐみさんの夫である可能性が高いが、めぐみさんとの結婚についても工作活動に関連したものとの見方もある。
北朝鮮当局としては金さんは長期の北朝鮮生活で完全に“北朝鮮化”していると判断し、安心して登場させられるとみられる。今回の南北離散家族面会も約200人規模になる見通しだが、金英男さんは母親との面会に際しても北朝鮮当局の意向に沿った発言に終始する可能性が高い。
■「夫」の口からめぐみさん死亡 早紀江さん警戒感
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親は8日、再会に理解を示しながらも「金英男さんに(めぐみさんの)『死亡』を言わせるつもりでは」と警戒感をあらわにした。5月に来日した崔さんが北朝鮮での面会希望を繰り返し表明した際、両親は「北朝鮮の思惑に乗せられる恐れがあり危険」と否定的な意見を伝えていた。
[7] beginning... [9] >>
comments (27)
trackbacks (2)
<< 特定アジアってどうしてこうなの!?
産経、靖国関連記事ラッシュ >>
[0] [top]