2006.04.02 Sunday 02:15
くっくり
十年以上の不況が続いてなお、ヨーロッパのどの一国、アジアのどの一国と比べても、比較にならないほどの経済大国として存在しているわけです。この資源も何もない小さな島国がなぜ、これほど著しい実績を残してきたのか、これほど異常であったのか。よくよく考えないといけません。
大雑把に言うと、日本人が持っていた「国柄」が素晴らしいものだったからです。世界に冠たる国柄を持っていたのです。
『文明の衝突』を書いたアメリカの国際政治学者サミュエル・ハンチントンは、世界の八大文明の一つとして日本文明を挙げています。日本が世界のどの国とも本質的に違う、独自な文化文明を作り上げてきたからです。先人の作り上げた日本文明の非常に優れた独自性を、どうにかして守り続けるのが、子孫である我々の義務と思います。
十五番目の政令指定都市になる堺市のキャッチフレーズは、その歴史から「自由都市・堺」だそうだ。しかし、それよりも「仁徳さんの町」がふさわしいのではないか。大阪市に隣接するこの町を訪ねて、そんな気がしてきた。
中世の環濠都市から発展した堺には、古い町並みと近代的ビル街が同居する。だがちょっと東へ歩いただけで、鬱蒼(うっそう)とした樹木に覆われ、深い濠に囲まれた巨大な古墳群にぶつかる。
「仁徳陵古墳」「履中陵古墳」「いたすけ古墳」などからなる百舌鳥古墳群である。付随する陪塚(ばいちょう)を含め四十七基が市内に残る。
中でも全長四八六メートル、陵墓として世界一の大きさを誇る仁徳陵の重量感には息をのむ。第十六代仁徳天皇の御陵とされるが、確証はない。何しろ千五百年前の建造だし、次の十七代履中天皇の陵墓だという履中陵古墳の方が古いとされているぐらいだからだ。
だが、確かなこともある。堺の人たちがこの古墳を、親しみをこめて「仁徳さん」と呼び、大事に大事にしてきたことだ。
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