GHQ焚書より 拉致され兵隊にされた中国人青年の体験

2009.07.19 Sunday 03:05
くっくり




 いずれにしても、そのへんの道を歩いている人を無理やり連行して兵隊にしてしまったり、「日本軍」すら知らない農民を兵隊にしてしまったりという当時の支那の実態を見れば、未だに中国共産党が自慢している「抗日民族統一戦線」なんていうのはきれい事というか、少なくとも“民衆運動”ではなかったことが分かりますよね。

 先ほど林思雲氏と北村稔氏の共著「日中戦争」を西尾幹二氏の引用で紹介しましたが、北村稔氏が「正論」09年6月号に掲載された【東京裁判シンポジウム第二弾完全収録 「村山談話」をいかに克服するか】の中で、中国がなぜ歴史を捏造するか?について興味深いことを述べておられます。

 その北村稔氏の言葉を引用して今日の締めにしたいと思います。

 中国人にとっての歴史、歴史描写に対するスタンスについての林思雲氏からの重要な指摘があります。それは中国人にとって歴史を書くというのは、本当のことなど書かなくていい、自分たちの体面を保つためには、嘘をついていい、それが愛国の証しなのだということを日本人はもっとわかっていたほうがいいということです。

(中略)中国人は古くから儒教道徳のなかに——日本の儒学ですけど——忠とか義とか礼智信に加えて、避忌という都合の悪いことを隠す徳目があるわけです。自分の都合の悪いことを自分のために隠すのではなくて、国家社会の安定のために、偉い人のやった都合の悪いことを隠すのは善だという考えです。

 なぜ善になるか。君子は道徳性の高い人で、小人は物欲ばかりのダメな人です。中国は人治の社会ですから君子が上に立って政治を行うと社会は安定するが、小人がやると世は乱れる。乱世と治世ですね。君子もスーパーマンじゃありませんから、間違いは起こす。それをあげつらうと安定が崩れる、だから偉い人が何かやっても隠す、それはいいことなんだというわけです。

 やがてその支配者と国家が一体化しまして、国の不名誉なことは隠していいという考えになる。子供の時からそう教えられるのです。だから、本当のことは言わないし、都合の悪いことは全部隠すわけです。

 これがいったん敵に対すると激しく悪口を言うわけです。一方では隠す、一方では徹底的に悪口を言う。それは表裏一体の心理がもたらす独特の現象です。

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