GHQ焚書より 拉致され兵隊にされた中国人青年の体験

2009.07.19 Sunday 03:05
くっくり



 斥候に行った連中はお互いになにか探りあうような視線を交わして囁きあっている。「おい、貴様それだけか」。ポケットをざくざく銀貨でいわしている男が言った。「うん、これだけよ。でもなぁよかったぞ」

 唇の厚い男は舌をなめずりなめずりみだりがましい笑いを黄色く濁った目に浮かべながら、大きな翡翠の耳飾を弄り回している。「貴様、相変わらず女一方なんだな」、銀貨の男は相手を軽蔑しながらも、やっぱり自由にした女に気を引かれているらしい。

 「その女はよかったか、いくつぐらいなんだ?二十歳ぐらいかなぁ、そりゃいい女よ」云々と、これがその当時の駐屯地における中国軍です。例えば日本でそういうことは考えられるでしょうか。日本の兵隊が日本国内の駐屯地で、こんなことはありえないですよ。もし万が一あったらすぐ見つかるし、銃殺です。

 この実体験記をみていますと、略奪とか強姦は中国の兵隊たちの特権であり、慣習であったことが分かります。しかも、彼らは略奪に入ると必ず、民間人の服を盗んでくるんです。それをシャツの下に着こむのです。どうしてかというと、いざというときパッと軍服を脱いで、民間人になり済ますわけです。そしてなにをするか。脱走です。

 これが例の南京事件の時に問題になったテーマです。兵隊は民間服になって見つかったら銃殺です。兵隊だと分かれば、便衣兵とみられ、文句は言えない。つまり軍服を着ていれば逮捕されたときに正規の捕虜になるわけですが、軍服を着てなければ、これはゲリラとみなされるから射殺されても文句はいえない。

 ところが、民間人に完全に成りすましてしまえば、これは逃亡の成功ですから別の話です。ここでは彼らはいつでも逃亡しようとしているということを説明しているのです。

 それから上海郊外ですさまじい戦闘が行われまして、敵に追われ自分の味方の陣地に近づいてくると、味方の陣地から弾をうってくるのです。督戦兵というやつです。つまり、「お前ら、戻るな、日本軍と戦え」って味方が撃つ。しょうがないから敵に向かう、だから両方から撃たれる。そうして死体の山ができる。この話の主人公がどうやって助かったかというと、山のような死体の中にもぐりこんで身を隠す。すさまじい描写です。

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