京都裏ミステリー七不思議第2弾 「ビーバップ!ハイヒール」より

2009.06.13 Saturday 02:25
くっくり



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【四位:慈眼寺 明智光秀像】

 丹波高原の奥深く、周山にひっそりと佇む慈眼寺。
 この寺にあるお堂の中に、ある木像が人目を避けるように置かれている。

 全身は黒い墨で塗られており、一目見ただけでは誰なのか全く分からない。
 ただ、その目は恐ろしいまでの怒りを訴えているように見える。
 なぜ黒く塗られているのか。そして一体誰なのか。

 安土桃山時代、周山の地には、天下人の豊臣秀吉を憎む者たちがいた。
 「ふざけるな秀吉め!なぜ我らの殿が逆賊なのだ。天下太平のために命をかけたんだぞ。せめてワシらの手で弔わねば!」
 しかし、逆賊を祀ることがお上に知られれば命はない。
 「ならば、我らだけが殿と分かる像を祀ればいい」

 そう、彼らが慕っていたのは明智光秀。
 織田信長を本能寺で討った後、豊臣秀吉の敵討ちにより命を落とした悲劇の武将。

 光秀だと誰にも覚られないよう黒く墨を塗られた木像。
 墨が剥げたところ(右袖肩)から見える明智家の家紋が、民衆の愛と無念を伝える。
 怒りの眼差しの先にあるのは秀吉か?信長か?

 ちなみに、大徳寺総見院(京都市北区)には織田信長像があり、これも恐ろしい顔をしている。
 慈眼寺(京都市右京区)の光秀像はこの信長像と睨み合うように安置されていたが、今は違う方角を向けているらしい。

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【三位:大雲院 石川五右衛門の墓】

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