外国人から見た日本と日本人(10)

2009.04.04 Saturday 00:52
くっくり


「イザベラ・バードの日本紀行(上)」より
浅草観音寺を訪れた際の記述

 ここでもやはりほかのどこでもそうであるように、なによりもわたしが興味をかきたてられたのは人間でした。人々の敬虔ながらも、不敬な場合のほうがそれよりも多い礼拝のしかた、お粗末で幼稚な迷信、物乞いや暴徒のまったくいないこと、おとなの男や女の子供っぽい遊び、正装姿の子供たちとその重々しい態度、宗教と娯楽が奇妙に混合していること、蔑視がないとはいえ相変わらず外国人はひどくものめずらしげに見られること、両親と子供たちが親子連れで楽しんでいる姿のないこと、それでいながら女性は男性のいるなかをまったく自由に動きまわっていること、子供たちが父親からも母親からも大事にされていること、人々の体の小ささ、女性たちが顔を隠さず、また地味な顔だちをしていること、だれもが清潔できちんとした身なりであること、みんなきわめておとなしいこと、昼日中に何千人もの人々がお寺に押しよせているのにみんな礼儀正しくて秩序が保たれていること、ひとりの警官もその場にはいなかったこと。こういったことに私は深い感銘を受けました。

■ヘレン・ミアーズ=アメリカ人。東洋学者。1920年代から日米が開戦する直前まで2度にわたって中国と日本を訪れる。1946年(昭和21年)に連合国占領軍最高司令部の諮問機関のメンバーとして来日、戦後日本の労働基本法の策定に携わった。
「アメリカの鏡・日本」(昭和23年出版。出版当時、マッカーサーにより邦訳出版が禁止された)より

 今日、私たちが日本の韓国「奴隷化」政策を非難するのは、要するに日本の植民地経営が著しく拙劣だったからである。しかし、一般に「進歩」の基準とされている、病院、学校、官庁(とくに現地行政機関)に占める韓国人の割合、通信施設の整備、産業か、資源開発などの分野でみると、日本の経営は他の植民地主義諸国にくらべて劣っていなかったばかりか、むしろ勝っていたといえる。

 今日、日本の韓国経営を否定する人は、日本の主な目的が韓国国民の安寧福祉より自国の安全保障と経済的利益であったことを指摘する。しかし、そういう状況はヨーロッパの植民地では当たり前のことだった。


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