外国人から見た日本と日本人(10)

2009.04.04 Saturday 00:52
くっくり


 
■マーガレット・バラ=アメリカ人。宣教師の妻。1861年(文久元年)から横浜で暮らした。
「古き日本の瞥見」より
 当時の葬送の風習を紹介したくだりで

 いつまでも悲しんでいられないのは日本人のきわだった特質の一つです。生きていることを喜びあおうという風潮が強いせいでしょう。誰かの言葉に「自然がいつも明るく美しいところでは、住民はその風景に心がなごみ、明るく楽しくなる」というのがありましたね。この国の人たちがまさにそれで、日本人はいつのまにかそういう自然に感化され、いつも陽気で、見た目によいものを求めながら自分を深めていくのです。

■ハインリッヒ・シュリーマン=ドイツ人。考古学者。19世紀半ば世界各地を旅する途中、当時清朝だった中国と幕末の日本を訪れた。訪日は1865年(慶応元年)。その後、ギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイアが実在することを発掘によって証明した。
「シュリーマン旅行記 清国・日本」より

 もし文明という言葉が物質文明を指すなら、日本人はきわめて文明化されていると答えられるだろう。なぜなら日本人は、工芸品において蒸気機関を使わずに達することのできる最高の完成度に達しているからである。それに教育はヨーロッパの文明国家以上にも行き渡っている。シナをも含めてアジアの他の国では女たちが完全な無知のなかに放置されているのに対して、日本では、男も女もみな仮名と漢字で読み書きができる。

※但しこの文章の後、シュリーマンは「精神文明」としては日本国民は少しも文明化されていないとし、封建体制の抑圧的な傾向を批判している。

■R・ジェフソン&エドワード・エルマースト=イギリス人。1866年(慶応2年)に横浜に駐屯した英国第九連隊の将校たち。
「Our Live in Japan」(共著)より

 日本人が、燃え尽した古い家々のあとに新しい家々を急造するやりかたは驚異だ。余燼はまだ燻っているのに、灰からよみがえったフェニックスのように新しい家が建てられるのが見受けられる。火事が収まって二、三時間も経つとひとつの通りがまるごと再建されるのだ。一八六六年十一月の横浜大火では、こういったふうにひとつの通りがまるまる再建されたが、風向きが急に変わって火が逆もどりし、新しく建った家々を呑みつくしてしまった。

■イザベラ・バード=イギリス人。1878年(明治11年)以降、日本各地を旅した。当時の女性としては珍しい旅行家で、世界の広範な地域を旅行。

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