戦後の昭和天皇を振り返る

2009.02.10 Tuesday 00:26
くっくり


 なかには、御不例が秋だった関係で、日本全国の学校で運動会を中止する動きが広まるなど、行き過ぎた自粛もあった。「陛下のお心に沿うものではない」と過度の自粛を避けるよう政府から呼びかけたが、それも国民の陛下を思う気持ちゆえのことだった。
 陛下の御崩御から大喪の礼までのひと月余り、警備態勢の確認や交通規制のシミュレーションで国民に多くの負担を強いながら、一切、クレームがなかった。
 沿道に集まった20万人もの人々、テレビの前で静かに見つめていた全国の人々。昭和天皇を静かに見送りたい——この日、日本中がその気持ちで一つになったのだ。(談)

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 いかがでしたか。

 今回紹介したのは本当にごく一部です。もっともっとたくさん、昭和天皇にまつわるお話が載っていました。
 「SAPIO」のこの号はまだ書店にあると思いますので、皆さん、この際ぜひご購入を。Amazonにも在庫があります。


 以下、私の雑感。

 「私は天皇陛下万歳とはいいません」と言っていた婚約者を戦争で亡くした女性教師、皇室制度に反対する演説をぶとうと待ち受けていた炭鉱の労働者、そんな彼らもいざ陛下が目前に来られると、自然と「万歳」と唱えてしまったというエピソードには、思わず身震いしました。

 これ、理屈で考えても簡単に答えは出ないですよね。きっとご本人たちも、なぜ自分が「万歳」と言ってしまったのか分からなかったのではないでしょうか。

 女性教師のエピソードを紹介した松崎敏弥氏は、「昭和天皇には大変強いオーラのようなものがあった。それは威圧感ではなく、ふんわり包み込むような温かい雰囲気だった。これは巡幸でお言葉をかけられた皆が感じたものなのではないだろうか」と述べています。

 昭和天皇のそういった温かいオーラを感じ、思わず「万歳」と言ってしまった部分ももちろんあるのでしょうが、私はもっと根っこのところで、たとえば日本人のDNAが、天皇や皇室に対し自然と畏敬の念を抱くようになってるんじゃないかな?などと思ったりもするんです。

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