日韓拉致被害者家族の温度差
2006.05.29 Monday 20:03
くっくり
英男さんは北朝鮮によって120%、「私は自分の意志で北に来ました。幸せに暮らしているので南には帰りません」と言わされるでしょう。また「めぐみは死にました」とも言わされるでしょう。
さらに言えば、英男さんの家族は捏造された『めぐみさんのお墓』に連れて行かれるかもしれません。
それらをテレビの中継で見た韓国人はおそらく、「北朝鮮はやはり悪い国ではないんだ。住みやすい国なんだ」「日本人は横田めぐみは生きてると思ってるようだが、夫が死んでると言う以上、やはり死んでるじゃないか」と思うことでしょう。
日本人からしてみれば、北朝鮮がそんな汚い謀略を平気ですることや、北朝鮮に住む人たちには『個人の意思』がないこと等は周知の事実ですが、それでもテレビなどで何度も何度もそういったシーンが流れれば、「めぐみさんはやっぱり死んでるのでは……」と思ってしまう人もいるでしょう。
早く拉致問題を幕引きしたくて、確信犯的にそういう方向に誘導する反日メディアもあるでしょうしね。
とにかく金英男さんの家族の訪朝は、日本の拉致問題にとって良い方向に進まないことは確かです。
が、それがわかっていても、横田さんは英男さんの家族に「北朝鮮に行くな」とは言えないんじゃないでしょうか。彼らは肉親に会いに行く自由があるんだから。
きつい言い方になりますが……、英男さんの家族にとって英男さんやヘギョンさんは血の繋がった肉親だけど、めぐみさんは赤の他人なんですよね。
生きているか死んでいるかわからない赤の他人を日本に帰国させるために、確実に生きている息子や孫との再会を控えろというのは、英男さんの家族から見れば理不尽なことでしょう。しかもお母さんはもうかなりの高齢です。
早紀江さんは拉致問題全体のことを考えて、北朝鮮の誘いに乗らないよう、何とか英男さんの家族を説得したいというお気持ちでおられるようです。
が、早紀江さんも、夫の滋さんには「いま訪朝したら北朝鮮に利用されて、拉致問題全体が幕引きされてしまう。だからヘギョンちゃんに会うのは我慢して」と言えても、金英男さんのお母さんに「被害者全員の救出のために息子さんと会うのを我慢して下さい」とは、なかなか言いづらいと思うんです。
また、もしこれを言ってしまうと、逆に早紀江さんに対して「英男さんのお母さんの気持ちも考えてやれよ」というバッシングが起こってしまうんじゃないか?と、そういう懸念も私は感じたりするんです。
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