2008.11.11 Tuesday 22:56
くっくり
11日の参院外交防衛委員会で行われた田母神俊雄・前航空幕僚長に対する参考人質疑の主なやりとりは次の通り。
◆懸賞論文紹介
浅尾慶一郎氏(民主) 懸賞論文は自衛隊の誰に紹介したか。
田母神氏 航空幕僚監部の教育課長に「こういうものがある」と紹介した。指示をしたのではないかと言われたが、指示をすれば多分90とか70なんぼという数ではなく、1000を超える数が集まると思う。
◆隊内誌への寄稿
浅尾氏 (隊内誌の)「鵬友」昨年5月号に、論文と同趣旨の意見を発表している。寄稿の際に内局等から注意はあったか。
田母神氏 なかった。
◆更迭の感想
浅尾氏 航空幕僚長を解任された感想は。
田母神氏 (過去の植民地支配と侵略への「深い反省」を表明した)村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、防衛相が「見解の相違がある」と判断されて解任するのは政治的に当然だろうと思う。私の書いたものはいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くために必要なことだと思っている。
浜田昌良氏(公明) 良心の痛みを感じないか。
田母神氏 論文を書いて出すのに大臣の許可を得ている先進国は多分ない。言論統制が徹底した自衛隊にすべきではない。政府見解で言論を統制するのはおかしい。
浅尾氏 (隊内誌に寄稿した)1年前は問題にならなかったことをどう理解するか。
田母神氏 今回は多くの人の目につき、マスコミ等で騒がれたからだと思う。
犬塚直史氏(民主) 航空幕僚副長が、「辞職をするか、懲戒手続きの審理辞退の意思表示をしてくれ」と言ってきたことをどう感じたか。
田母神氏 自衛官も言論の自由が認められているはずだから、言論の自由を村山談話によって制約されることはないと思っていた。副長には、「どこが悪かったのかを審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と申し上げた。
◆退職金
浜田氏 退職金(6000万円)を返納する意思はあるか。
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