「ムーブ!」中国は北朝鮮をどう見ているか(付:最近のニュース)

2008.11.01 Saturday 00:38
くっくり



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関根友実
「同じ頃、北朝鮮ではこんな出来事もありました。まさに2006年の10月なんですが、北朝鮮の外交官と国際問題の研究者が共同で『中国不要論』というレポートを共同発表しました。この中では実例などを挙げて、30ページに渡り中国批判をくり広げたんです。実はこのレポート、金正日総書記も支持したとも言われているということなんですね」

堀江政生
「ま、この本の中でですね、中国にとって北朝鮮はこれ、『養虎遺患(ヤンフーイーファン)』というようなことが書かれている。これ、どういう意味でしょうかね」

富坂聰
「これはですね、あの、ま、凶暴なものを飼ってですね、そのことによってかえって自分が噛まれる危険性を、その、抱え込んじゃったということですね」

堀江政生
「それが虎」

富坂聰
「そうですね」

堀江政生
「虎を飼ってみたものの、結果的には自分たちが噛まれるかもしれないと」

富坂聰
「そうですね」

堀江政生
「はあはあ、はあはあ。そういう存在だと中国は、ということ、北朝鮮はそういう国なんだというふうに中国は思っているということですね。これはやっぱり一番大きな原因は核実験ですか」

富坂聰
「あのー、そうですね。これは積み重なったものがあるんですけども、ま、その、さかのぼればですね、92年のあの、韓国と中国が国交を樹立したことから始まるんですけどもね、そのあたりからもうお互いに不信感を募らせていって、で、まああの、ピークに来たのがその、6カ国協議での中での問題っていうことになりますね」

堀江政生
「結局、虎だっていうことは、やはりその核実験、核を持ったっていうようなことも含めて、脅威であるということですね」

富坂聰
「そうですね、ええ、つまりですね、あのー、北朝鮮が核を持った時点で、ま、中国側もはっきりと言ってるんですけど、これは3億人の中国人が射程圏内に入ってますから、これ日本どころじゃない脅威なんですよ、本来言えば。だからそれをその、許したってことに関しては中国国内でもすごくその、反発がある。で、それに対して何の策も取らなかった中国共産党の指導部に対してはですね、中からその、非常に不満の声が出てる。で、要するにそういう、その曖昧な、これまでのその、なあなあな、もう一見オモテではもう友好友好と言いながら、実は何の友好もない、そういういい加減な関係はやめた方がいいんじゃないかという声が、まあ官僚の中からかなり挙がっていて、そういう声の1つとしてオモテに出てきたのが、まあこの本だというふうに考えて…」

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