「ムーブ!」中国は北朝鮮をどう見ているか(付:最近のニュース)
2008.11.01 Saturday 00:38
くっくり
が、事前に胡佳氏が有力候補だと言われていたため(「最有力候補」と謳ったメディアもありました)、中国外務省は会見で「正しい人選をするべき」「中国国民の感情を傷つけるような行為は慎むべき」「収監されている反体制活動家への授与は、内政および司法の独立への干渉に当たる」と牽制を繰り返したのです。
そのため、欧米諸国からは「胡佳氏が受賞を逃したのは、ノーベル平和賞の選考委員会が中国の圧力に屈したからではないか」といった観測も流れたようです。
それに対する逆襲でしょうか、欧州議会は今年の「思想の自由のためのサハロフ賞」に胡佳氏を選出しました。これは人権向上に貢献した個人や団体をたたえる欧州議会では最高の賞とのことです。
これについて、中国側は「(授与しないよう)掛け合ってきたにもかかわらず、犯罪人に賞を授与することは不満だ。内政干渉だ」と批判したそうです(中日10/24)。
……って、あら?「授与しないよう圧力かけてきました〜」って白状しちゃってますね、中共(^_^;
まあとにかく北京五輪が終わっても中国の言論状況はまるで変化なし、知識人はじめ中国人民は未だに中共の弾圧に苦しんでいる、ということになるのでしょう。
中共の弾圧といえば、こちらも気になるチベット問題。
ダライ・ラマ14世の特使が10月30日、中共側との対話のため北京入りしました。北京五輪後初めての対話ですが、中共がダライ・ラマ側の要求に譲歩する可能性は低く、残念ながら進展は見込めそうもないというのが一般の見方のようです(共同10/30)。
そんな中、ダライ・ラマが訪日されましたね。日本外国特派員協会や福岡県仏教連合会で講演するそうですが、どのような発言をされるのか注目ですね(産経10/31)。
あと北朝鮮関連では、金正日の病状について今週また新たな報道がありましたね。
■「金総書記の容体悪化」情報 韓国紙(産経10/28)
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