「ムーブ!」中国は北朝鮮をどう見ているか(付:最近のニュース)

2008.11.01 Saturday 00:38
くっくり


堀江政生
「こちらの帯の部分、この帯があるんですけれども、これ小さく書かれているんですけれども、『論文発表で著者は謹慎処分に』とあるように、やっぱり決死の覚悟で書いたわけです。中国から見た北朝鮮なんですが、どう映っているのか。この本の編者であります富坂さんは、この本を編じながら、でも実は違うかもしれないと思いながら、この本を編集したということですね。まずこちらです」

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関根友実
「はい、よろしくお願いします。かつて中国は、毛沢東氏と金日成氏が鮮血によって築かれた兄弟のような友情関係にあった。まさに鉄板だったという時代がありました」

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関根友実
「しかしながら、このような中国と北朝鮮との関係はもはやないということなんですね。実はこんなアンケートがあります。中国の一般人に聞きました。行きたくない国ワースト3の中には北朝鮮がランクインされていましたり、年に数回ですね、中国の若いエリート官僚と北朝鮮の在中国朝鮮人が会合するらしいんですけれども、その食事会の中でも、中国のエリート官僚が北朝鮮の経済状況を皮肉った発言などをするなど、非常に現場でもギスギスした関係にあるということですね」

堀江政生
「一般の人あるいは官僚同士っていうようなところも、あんまり良くない関係かもしれない。で、それを実際に裏付けてしまった出来事、それが核実験だというんです」

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関根友実
「はい。6カ国協議で協議する中に、北朝鮮は2006年の10月、核実験を実施しました。すると中国は6カ国協議の議長国でしたから、そのメンツが丸つぶれになってしまったということで、北朝鮮に対し怒りを覚えたんですね。そこでプラス、まわりの目を気にして、メンツもありましたから、国連安保理での北朝鮮への制裁決議に賛成しました。すると北朝鮮側は、なるほど中国さんはそういう出方をするわけね、と見極めた。ということで、だんだんだんだん不信感が募っていったわけですね」

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