「アンカー」大統領選 本当の姿(付:豪が北支援で日本の肩代わり?)

2008.10.23 Thursday 02:41
くっくり



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村西利恵
「リーマン・ブラザーズの破綻で金融危機」

青山繁晴
「はい、9月15日にあの巨大な投資証券会社のリーマン・ブラザーズが破綻して、一気に金融危機が起きて、もう世界中にインパクトが広がりました。で、その時に日本の報道は、マケインさんはベトナム戦争のヒーローで経済知らないから、それで一気に支持が落ちたと。で、オバマさんの方はマケインさんに比べれば経済が詳しいから、これでオバマさんが盛り返したんだっていう報道になってますが、これあの普通の視聴者というか、日本の方々もおかしいなと思うはずなんですよ。オバマさんが経済通?」

山本浩之
「そうそう、それはあんまり思わないですね」

青山繁晴
「あんまり思わないっていうか、誰も聞いたことがない。もっとはっきりしてるのは、この巨大な金融危機に対して、どういう打つ手があるのかっていうのを、いわばオバマ・ドクトリンというかね、オバマさんの基本政策みたいなもの、誰もまだ聞いたことがないわけですよ」

村西利恵
「表明してないですね」

山本浩之
「『チェンジ』しか聞いてないですからね(笑)」

青山繁晴
「何をどうチェンジするか、未だに誰もよくわかんないわけだから、そうするとこの説明っていうのはほんとはおかしいわけですよ。金融危機がきっかけになって逆転したのは間違いないけれども、もっと深い部分で違うことが起きているわけです。それのいわば証言者となってるのはこの方なんです」

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村西利恵
「それがパウエル前国務長官。10月19日のテレビ番組内でオバマ候補支持を表明しました。その時に、『オバマ氏は変化を体現している。“たぐいまれなリーダー”になる可能性がある』と話しています」

青山繁晴
「はい、このパウエルさんという人は元軍人でですね、湾岸戦争のヒーローですね。で、同時にいわばアメリカの黒人の中で過去最も成功した人であり、良心的な人として知られてるわけですね。で、これ前国務長官ってことですから、ブッシュ政権の1期目の国務長官ですから、まんま共和党なわけですね。まんま共和党なのに、民主党のオバマさんこそ変化をやれる人、まさしくチェンジできる人、そしてたぐいまれなリーダーになれるとまで言ってるわけですから、これはアメリカでは大変なショックなわけですね。で、これについてまた日本の解説がですね、いや、パウエルさんはもともとどっちかと言うとリベラルだと、何でもリベラルにすぐなっちゃうんですけど、それから同時に、2期目の国務長官できなかったことで裏切られた思いがあってですね、そういうことから言ってるんだろうと、それは見てきたような、またはっきり言って悪いけど、見てきたような嘘の解説であって。このパウエルさんがなぜこう言ったかっていうのは、一番大事なのはこの『オバマ氏は変化を体現している』と、ここが実は大事で、何かというと、パウエルさんも実は大統領候補になろうとしたことあった。しかしその時は黒人だからとてもなれないってことであきらめ、特に奥さんから『選挙に負けて、なおかつ暗殺されるような運命にあなたを行かせたくない』と言われて、パウエルさんはあきらめたわけです。だからこの『変化を体現』というのは、自分、黒人で大統領になれなかったのに、とうとうなるかもしれないという、そういう巨大な変化が起きてるよということであって、そしていわば湾岸戦争のヒーローとして、アメリカの栄光を知ってる人がこう言うっていうのはですね、実はもう一段深い理由があるわけです。はい、それちょっと出して下さい」

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