河野洋平〜特定アジアにおける輝かしい功績(加筆)
2008.09.30 Tuesday 00:56
くっくり
わが国にもアジア諸国の独立運動に連帯し、支援を惜しまない人々がいたことも事実ですが、日本が国家として選んだのは別の道であり、その道を国際社会を敵に回して歩んだ帰結の一つが、原爆の投下だったのです。
私たちが繰り返してはいけない、もう一つの「過ち」は、人類が、いかなる理由があるにせよ、核兵器という巨大な破壊力を持つ非人道的な兵器を、同じ人類に対して使用したという事実です。 「人類と核兵器は共存できない」。広島で起こったあまりに悲惨な現実を知るとき、私たち日本人には、このことを世界に訴える使命があることがわかります。
「過ちは繰り返しませぬから」の主語は第一に「日本」であると、河野は明確に語っています。
つまり、日本が明治維新以後、アジアの中で針路を誤り戦争への道を歩んだ結果、原爆が投下されたのだと。
皆さんまだご記憶に新しいでしょうが、2007年6月30日、久間章生防衛大臣(当時)が千葉県の大学での講演で、「原爆を落とされて本当に悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったのだと、そういう頭の整理で今、しようがないなと思っている」と発言しました(全文はこちらを参照)。
この「原爆投下しょうがない発言」により、久間大臣は被爆者団体や野党やマスコミから大きな批判を浴び、ついには辞任に追い込まれました。
ところが河野のこの発言については、産経新聞が社説で批判した以外には、特に誰も問題にしなかったのです。
久間氏の場合、消極的というか、まさに「しょうがない」です。「日本が悪かったから」とかではなく、原爆が投下された当時の情勢、つまり終戦直前のソ連参戦と絡めての発言でした(歴史観がおかしくないか?的な問題はさておき)。
が、河野は全く違います。積極的です。「戦争をした日本が悪かったんだから原爆が投下されたのだ」という主張です。
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