「ムーブ!」五輪後の中国を襲う数々の問題(中国毒餃子も)
2008.09.02 Tuesday 01:47
くっくり
堀江政生
「経済的にどこか破綻していく、ほころびていく」
伊藤惇夫
「経済も政治も社会も、はい」
堀江政生
「それを何とかしなきゃいけないというか、こう危機感は何となくある」
伊藤惇夫
「と思いますよ」
image[080826-16takarabe1.jpeg]堀江政生
「うーん。今の中国の経済についてなんですが、『ムーブ!』コメンテーターの財部誠一さんは、実はこういう考えですね。『はっきり言ってこんな論調には意味がない。五輪後に落ち込むと言われていた通りになるなんてマヌケな話があるとは思わない』。理由はですね、『五輪を前に下がるものはもうすでに下がっているじゃないか』。そして『上海マーケットは折込み済みで対応しているんだ』と。さらに『直近3カ月のインフラ投資を見ても落ちていないということは、実は北京オリンピックへの投資は大した規模を保っていないという証拠なのではないか』という。落ちてないってことなんですね。で、それはそもそも投資が大したことがないということなんでしょう」
image[080826-17takarabe2.jpeg]堀江政生
「『今後はインフレ(物価上昇)を問題にしなければいけない。インフレを抑えながら経済成長をどう続けていくかというのが課題になる。たとえば国内の需要で言えば、四川の大地震の復興というインフラの整備、こういう特需があるので、まだオリンピックが終わったことだけれども、それだけでプラスの方向に動くのではないか』という見方もある。須田さん、どうでしょう?」
須田慎一郎
「うーん、中国経済を語る時にですね、要するにここへ来ての上海株の下落であるとかね、地価の下落であるとか、それを捉えてバブル崩壊、私はその意見は反対なんですよ。だけどそうは言っても、こういった楽観論、で、オールオアナッシングで両方に振れちゃっているというのが、中国の経済を語る時のちょっと特徴なんですよね。で、今言った、どういう状況にあるのかというと、株価が下がった、あるいは地価が下がったというのはですね、これは中国の金融当局が金融引き締めに入ってるんですよ。要するに物価上昇を抑えるために、金融引き締めに入ってるから、当然のことながら株価も下がってくるだろうし、地価も下がってくる。で、先ほど言ったように、要するに物価もですね、6.3%と、要するに上昇基調から若干落ち着いた基調に移ってきてる。その分ですね、GDPの成長が10%前後ぐらいに推移してるんですが、これは予想の範囲内ですね」
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