アフガン日本人拉致殺害で感じたこと(細切れぼやきも)

2008.08.30 Saturday 02:50
くっくり



 しかも中村医師の信じられないところは、タリバンのムジャヒド報道官が伊藤さん殺害を認め、「アフガンにいるすべての外国人を殺す。日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも、われわれは殺害する」と述べた(共同8/27。前掲)と報道された後も、まだ「拉致グループはタリバンではない。タリバンがこんなことをするはずがない」「9・11後、偽タリバンが増えた。彼らは本当のタリバンではない」と、擁護していた点です。

 このタリバン擁護発言については、毎日新聞の「改ざん」も含め、「週刊オブイェクト」さんの以下の記事をどうぞ。

・8/29付:ペシャワール会・中村哲医師のタリバンへの異常な愛情と毎日新聞・朴鐘珠記者の隠蔽工作

 「週刊オブイェクト」さんのペシャワール会についての他の記事も参考になりますので、この機会にぜひどうぞ。

 ・07/8/14付:現地に居た専門家の情報が正しいとは限らない
 ・07/10/4付:ペシャワール会がパキスタンから撤退、そして小沢民主党とのパイプ

 一方で、中村医師は繰り返しこう語っていたそうです。「アフガンは今、ほとんどの地域が無政府状態にあり、いずれ日本人が狙われる」「夏までには日本人を全員撤退させたい」。何や、あなた、ほんとは分かってたんですか?
 が、伊藤さんらの撤退は先延ばしになり、具体的な期日は決まっていなかったそうです(琉球新報8/29)。


 とにかく今回の事件を教訓にし、民間もそれから政府も、「国際貢献」「人道支援」のあり方を問い直す機会にすべきだと思います。伊藤さんの死を無駄にしないためにも。

 最後になりましたが、伊藤さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・



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