「アンカー」福田改造内閣の陰に麻生幹事長の賭け
2008.08.08 Friday 02:24
くっくり
一同
「ああー」
青山繁晴
「大事なところは俺がやると言ってるわけです。で、その後、『麻生さんに相談はする』、これ『相談』って言ってるけど、もう方向付けしてから相談するんでしょ。だから『報告するだけ』ですよ。決めるのは俺なんだと言ってるわけですよ」
一同
「うーん」
青山繁晴
「これ、すごい会見で、見てた僕も凍り付きました。だけど麻生さんはさすがにね、表情全く変えなかったけれども、もともと麻生さんと古賀さんは今、バトルなんで、水面下のバトルが続いてきた仲だけに、これは麻生さんは大変な難題を抱え込んで、これから古賀さんという非常にしたたかな強い相手と、まず総選挙をめぐって、特に選挙資金をめぐって争わなきゃいけないっていう、こう難しいところをやらなきゃいけないんですね。それからもう一つ、この麻生さんが福田総理との会談で付けた条件がこれです」
image[080807-19koumeikankei.jpeg]村西利恵
「2つめの条件は『公明党との関係は任せてくれ』」
青山繁晴
「はい。これは実は、麻生さんがなぜ今回幹事長を受けたかっていう本当の理由に全く結びついてて、麻生さんは実は今の自民党の中では比較的、公明党とのパイプが太い方なんです。で、公明党あるいはその支持母体の創価学会が、何を考えてるかよく知ってて。たとえば最近、創価学会と公明党がいっしょになって、選挙シミュレーションをやったようです。総選挙やったらどうなるか。そうすると、たとえば共産党が今回は候補を立てない選挙区がいくつも出ますね。で、その今まで共産党に入れてた人たちがみんな民主党に入れるだろうと。もし選挙に行けば。そしたらたとえば公明党の幹部、たとえば太田さんとか北側さんとか冬柴さんとか、そうそうたるメンバーがみんな落ちるかもしれないっていう結果が出て、それだからこそ公明党は、このままの自民党の福田さんに付いていくわけにはいかないと、そこまで来てるんだぞってことが分かった。で、もしそうやって次の総選挙で、自民党が公明党の協力を失って、どんどんバタバタですね、その公明党離れることによって、自民党の候補も落ちていったら、自民党が潰れちゃうから、麻生さんは総理総裁になれるわけがない。だからこそ公明党との関係の修復を私にやらせて下さいと言って、いわば幹事長を引き受けたわけですけれども、しかしこの公明党との関係の修復ってのは簡単にいかないんです。たとえば改造人事、見てもらったら、今度公明党は自ら環境大臣と言って、見かけはいいけれども、内閣の要から外れてるでしょ。だから半身の構えになってるわけですね。じゃあこの後、さっき言った古賀問題とこの公明党問題、いずれも含めてどうするのか。そのキーワードはこれです」
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