「報ステ」チベットから僧侶の姿が消えた
2008.08.02 Saturday 01:46
くっくり
image[080728-18furutati.jpeg]古舘伊知郎
「まあ事実というものを想像するしかないというような状況であるかと思いますが、えー、この現場を取材したですね、田中智子記者が今、北京にいます。聞いてみます。田中さん、まずお伺いしたいんですが、あの、チベットのラサで、多くの僧侶が全く見えない。ま、僧侶は相当数拘束されているというような想像も働きますが、そのあたり、どんなふうな現場の雰囲気でしたか」
田中智子
「そうですね。拘束されてる可能性もあると思います。あるいは、当局の目を恐れて僧侶の服装を脱いで外出している可能性もあるかもしれません。実はあの、私たちが、チベットの経済発展の象徴とも言えるラサの鉄道の駅を取材した時なんですが、そこには多数のチベット僧侶が集団で見学に来ていました。ラサの駅というのは愛国教育拠点となっていまして、もしかすると僧侶たちはどこかに集められて愛国教育、あるいは、漢民族化教育を受けてる可能性があるのではないかと感じました」
古舘伊知郎
「んー、なるほど。とにかく取材を通じて想像するしかないというところだと思うんですが、ま、とにかく、以前よりチベットは取材に監視が付くということはあったかもしれませんが、監視カメラはじめとして、ま、全く自由がないようなふうに想像したんですが、どうでしょうか」
田中智子
「そうですね。暴動を境にチベットの人々の生活は大きく変わりました。街の中には警察や軍人が多数いて、人々の生活からは自由が消えてしまいました。あの、以前チベットの人たちには微笑みが絶えることがないと言われてたんですけれども、暴動後は笑顔が消えてしまいました。…」
古舘伊知郎
「どうぞ」
田中智子
「あの、暴動直後は、チベット人であることを理由に職場を解雇される人もいたといいます。今はチベット人がチベット人らしく暮らすことが本当に難しくなってきています」
古舘伊知郎
「あのー、そういうお話を聞くと改めて、田中さん、思うのは、ま、中国はですね、結果、チベットをひとつの、チベットラマ教を中心としたテーマパークのように作って、その中でまた新たな格差を生んでいるという見方も出てきてしまいますね」
image[080728-19tanaka.jpeg]田中智子
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