「報ステ」チベットから僧侶の姿が消えた

2008.08.02 Saturday 01:46
くっくり



チェチン
「はい。特に私の薬代に。…貯金はありません。薬代で消えてしまいます」

 この家の現金収入は年間100元(約1万5000円)に満たない。
 こうした家庭に対し、中国政府は年間1万8000元(約28万円)の補助金を支払っている。

image[080728-14plate.jpeg] 補助金を受け取った家に貼られるプレート。
 取材班に同行している監視役は、それを撮影することをしきりに勧めた。

 夕食はツァンパと呼ばれる伝統料理。手で食べるのが習わしだ。
 1日3食、毎日ほぼ同じ食事。
 暮らしは決して楽ではない。しかし――。

チェチン
「共産党のおかげで満足しています」

image[080728-15poster.jpeg] 取材中、何度もくり返される「共産党のおかげ」という言葉。
 (室内の壁には毛沢東、トウショウヘイ、江沢民が描かれたポスターが貼られている)

image[080728-16kansiyaku.jpeg] 監視役の目が気になるのだろうか?
 (監視役はチェチンさんの隣にずっと座っている)

通訳(監視役女性?)
「将来について何か心配は?」

チェチン
「それは共産党が面倒を見てくれると思います」

通訳(監視役女性?)
「今より収入が少なくなったら不安では?」

 本音を聞き出そうと質問をくり返す。

チェチン
「共産党が補助をしてくれます。この家も共産党からいただいたものです」

通訳(監視役女性?)
「(生活は)今のままで十分ですか?」

image[080728-17chetin.jpeg]チェチン
「もっと良くなればと思っています」

 わずかに彼女の心が透けて見えた。

 …………………………VTR終了…………………………

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