「報ステ」チベットから僧侶の姿が消えた
2008.08.02 Saturday 01:46
くっくり
「鉄道の開通によって、チベットの開発はよりスピードを増しました。しかし、都市部と農村の格差はますます広がっています」
漢民族とチベット族、その民族間の格差だけではない。
チベット族の中でも格差は広がりつつある。
【チベット自治区ラサ市内】
ポタラ宮殿を臨む一等地にある大豪邸。
その主、チベット族のダワトンドュさん(西蔵聖鹿科技農業股分有限公司・社長)は成功者の一人だ。
部屋を飾る豪華な調度品と大型テレビ。
かつてアメリカの経済誌「フォーブス」の表紙を飾ったこともある。
image[080728-11dawa.jpeg]通訳(監視役女性?)
「部屋の数は?」
ダワトンドュ
「分からない。数えたことはありません」
クルミからとれるオイルの食品加工で財産を築き、今やチベットではその名を知らない者はいないという一流企業の社長だ(従業員数500人)。
ダワトンドュ
「私の成功はチベットの経済成長を代表するものだと思う。…中国の良い政策とチベットの良い環境が今の成功をもたらしたのです」
中国政府のチベット政策によって成功したと強調するダワトンドュさん。
ただ、彼を取材相手に選んだのは、中国政府からの監視役だ。
image[080728-12sigache.jpeg] ラサからおよそ260km。
この日、取材班が案内されたのは、チベット第二の都市シガツェ郊外の農家。
image[080728-13chetin.jpeg] この家に暮らすチェチンさん(56才、農業を営む)は、29才の娘と娘婿、孫2人の5人暮らし。
娘が3才の時、夫を病気で失い、女手ひとつで娘を育ててきた。
身体を壊し薬に頼って生活しているが、薬が買えるだけまだマシだという。
娘婿は出稼ぎに行き、その現金収入で家族は暮らさなければならない。
通訳(監視役女性?)
「(お婿さんの収入は)役立っていますか?」
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