「報ステ」チベットから僧侶の姿が消えた
2008.08.02 Saturday 01:46
くっくり
古舘伊知郎
「……に、中国はと言いますと、オリンピック、パラリンピックが終わるまで、何としても国内の不満を押さえ込みたい。それだけに中国全土に不満が渦巻いているようなことを、ひしひしと感じるわけです。あの、大変な動きがありました、暴動があったチベット。チベットに取材、入りましたけれども、これが異例の取材でありまして、全てに監視員が付いての取材ということです。田中智子、おー、記者のリポートです」
…………………………VTR開始…………………………
(ナレーション:溝口典子)
【北京】
image[080728-01choma.jpeg] オリンピックムードに沸く北京市内。
土産物屋で働くチベット族のチョマさん(30才、店員)は、3年前、友人を頼って北京に来た。
チョマ
「(接客)いろいろ値段があります。100元とか…」
1カ月の給料はわずか千数百元程度(2万円弱)。
それでもチベットでの稼ぎに比べれば倍増した。
チョマ
「将来的にたくさんお金を稼いで、家族の手助けをしたいです」
(仲間とチベットの歌?を歌うチョマさん)
都会への憧れ。豊かになりたい。
そんな思いの背景は故郷チベットにあった。
【チベット自治区ラサ 今年3月】
image[080728-02soukousha.jpeg] 3月にチベット自治区ラサで起きた暴動。
中国政府に対する僧侶や市民の抗議行動が激化。
多くの商店や車に火が放たれ、鎮圧にあたる武装警察と衝突した。
【今月8日】
あれから4カ月。
日本のメディアとして初めて単独取材が許された。
image[080728-03kansiyaku.jpeg] 青い服を着た女性は、中国政府から派遣された監視役。
取材班に目を光らせる。
image[080728-04keisatu.jpeg] 街には武装警察官の姿。
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