福田改造内閣の顔ぶれを見て取り急ぎ

2008.08.01 Friday 22:20
くっくり


 2007年9月に産経新聞大阪版朝刊で連載された「波頭を越えて−竹島レポート」第3部、当時私はこれを要約してブログにUPしたんですが(全文起こしではないのでご注意を)、そこから竹島問題と細田さんに関する箇所を再掲載します。

■第3部(5)【「島根1区だから…」】「棚上げ」意識からの脱却

 島根県選出のある衆院議員の秘書は、竹島に関する取材依頼に、こう応じました。
 「そもそもね、うちの選挙区じゃなくて、1区の問題ですから」
 「1区の細田(博之)先生を差し置いてお話はできません」
 竹島の住所は確かに衆院の選挙区では島根1区ですが……。

 結局は島根1区選出の細田、2区の竹下亘、参院の青木幹雄の3議員が連名で「統一見解」としたA4文書1枚を送ってきたそうです。発信元は細田事務所。

 文書には、「地元の要望を毎年聞き、調整やアドバイスをした」等これまでの取り組みが挙げられ、今後は「請願にもあった竹島問題を所管する組織の設置」などに取り組むとしていましたが、ある自民党の島根県議は「調整やアドバイスなんて聞いたこともない。竹島問題は、島根県選出の国会議員が、国会や外務防衛委員会で当然なのに、これまで一度も取り上げていない」と断じています。

 7月の参院選で島根選挙区で初当選した国民新党の亀井亜紀子氏は、こう話しています。
 「選挙戦で1区の松江市美保関町を回った時、『細田先生は竹島問題に取り組んでくれない』という声を聞いた」
 「自民では竹島問題は進展しないし、地方は活性化しない。だから私が勝ったんでしょう」
 「『竹島の日』条例には大いに賛同するし、領土問題は主張しないと解決しないのだから、外務省は政策を転換すべき。本来、外務省に働きかけ、動かすのが国会議員の役割なのに、島根県選出の議員は、政府が本腰を入れていない問題をそこまでやりたくなかったんでしょう。でも、私はそれでいいとは思わない」

 そう、実は竹島は細田さんの地元なんですよ。全国的にはあまり知られてないみたいですが。
 地元にも関わらず、竹島問題に全く無関心。こんな人がこの時期に官房長官なんていう重要ポストに就いてたら、どうなってしまっただろう?と、考えただけでも背筋が寒くなります。

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