「アンカー」福田内閣改造迷走の裏側(付:竹島で韓国軍演習)

2008.07.31 Thursday 02:14
くっくり


青山繁晴
「ええ。あの、と思われるでしょうが、これは実は僕が勝手に言ってるんじゃなくて、関係者から聞いた話なんですね。ということはですね、逆に言うと、今まで公明党は『内閣改造はそんなにやってもらっちゃ困る』と。『改造よりも何よりもとにかく総選挙を急いでしてくれ』ってことを実は言ってて。で、公明党はさらに、もし内閣改造どうしてもやるんだったら、公明党から出す条件を呑めと。福田総理も伊吹幹事長の呑めと。それ呑めないんだったらどうぞ勝手に改造して下さい、そのかわり公明党も大臣出しませんよと。で、これはね、直ちに連立の解消ってことじゃなくて、こういうのを閣外協力と言いますけど、連立政権は組んでるけれども、政策があまり一致しないから大臣は出さないと。何か大事な時に協力はするけれども、連立政権の結びつきがぐっと弱くなってしまう」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「そういうことを実は、公明党は水面下で自民党とせめぎあいをやってて、それがやっと今日の午前中の会談では公明党の側から、内閣改造はじゃあ、ま、してもいいですよと。じゃあ公明党から大臣も出しましょうと。ね。元の鞘に戻ったように見えるけれども、その公明党が出した条件っていうのは、一つはこれなんですよ。これが臨時国会の召集は9月下旬、これは何かと言うと、福田さんは1カ月前の8月下旬に臨時国会召集したいという気持ちを強く持ってるわけですね。で、それを1カ月遅らせると。1カ月ぐらい大したことないじゃないっていう考え、あるかもしれないけど、いや、これは今回は極めて重大なことになるんです、1カ月遅らせると。それはこれです」

image[080730-05table2.jpeg]村西利恵
「『テロ特措法は期限切れでインド洋給油活動引き揚げ』」

青山繁晴
「はい。あの、アフガニスタンでテロリストと西側諸国が戦いをしてですね、で、それに日本は自衛隊とか直接出せないから、インド洋で油を供給するということをやってますね。それですったもんだ、大もめになっていったん中断して、今年の1月から再開しましたよね。皆さん、だんだん思い出してくると思うんですけども。今年の1月から1年限定で再開したので、ということは来年の1月に、このインド洋の給油がまた切れちゃうわけですね。で、これもう一回法律を出さなきゃけないんですけども、続けるためにですね。民主党は反対するに決まってます。ということは、衆議院でいったん通しても参議院で民主党が反対するから、成立しないことになってしまう。しかも民主党がすぐ否決してくれるならいいんですけれども、たぶんほったらかしにするから、例によって60日間、参議院が何もしなかったら参議院が否決したとみなして、衆議院に戻して再議決すると。こういうふうになるわけですよね。で、それを考えたらですね、実は福田さんが勝手に8月下旬って言ったんじゃなくて、この1月に間に合わせるためには、8月下旬に召集しないと間に合わないんです」

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