竹島は明記されたけど
2008.07.15 Tuesday 02:20
くっくり
要するに、竹島を「我が国の領土」として明記する方向ではあるものの、「固有の領土」という表現は盛り込まれない方向だってことなんでしょう。
で、結論はやはり、「固有の」を抜いた「我が国の領土」に留める、初めに紹介した記事通りの記載になったわけですね。
福田さん、今回は「竹島」の明記そのものはいちおう決めてはいたようですが、それでもここ何日かの間、韓国側の攻勢がすごかったわけですよね。
大統領はじめ政府高官が連日、日本に対して「独島(竹島)を記載したらどうなるか分かってるんやろな〜」的に牽制(脅迫?)してきてましたし、さらには韓国国会が「文部科学省が明記しようとする行為は、韓国の主権、領土権を侵害する明白な挑発行為とみなし、即刻に中断する措置をとることを要求する」など明記しないよう求める決議案まで採択しました(産経7/12。大人げないと思う反面、日本の国会もこれぐらいやれよ!と思ったりもする)。
こんな感じで来ていて、それでなくても「相手の嫌がることはしない」がモットーの福田さんですから、「固有の」を入れるか入れないか以前に、最悪、竹島の記述自体を見送るってことはないのか?と、私なんかは不安で仕方なかったわけです。
だから、今回の結果を知って最初に出た感情は「ほっとした」というものでした。それが正直なところです。
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それにしても、ギリギリまで調整が行われてたなんて話を聞くと、我が国の総理大臣や官僚ってのはいったい何を考えてるんやろ?と。
特に拉致問題や領土問題など国家の根っこに関わる問題で、当たり前のことをなかなか当たり前にやれないでしょ。
また、国民感情なんかもまるで読み取れてないんだなぁと、思うことも多いです。
先月の日朝協議、北朝鮮が拉致問題で「再調査」すると口約束しただけで、日本政府がその見返りにさっそく「経済制裁を一部解除する」と決めた時もそうです。
国民世論の反発もあって、解除は実際にはまだ実行はされていませんが。
つーか、そこなんですよね。
「こんなことしたら世論がどう思うか」って、事前にちょっと考えればすぐ分かりそうなことなのに、実際そうなってみないと分かんないんですかね?国民を舐めてんですかね?
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