2006.05.19 Friday 00:21
くっくり
韓国の盧武鉉政権とはなんというバチ当たりなのだろう。北朝鮮に拉致された日本と韓国の被害者家族がはじめて対面したというのにしかめっ面の迷惑顔だった。北朝鮮に気兼ねして、将軍様の顔色ばかりうかがう。
▼統一相は横田めぐみさんの父親、滋さんの訪韓について、「面会する必要性はない」「北朝鮮の体面を傷つけるやり方はしない」のだそうだ。なんというつれなさか。気兼ねする相手が、拉致と麻薬と偽札づくりの得意な独裁者であることを忘れるな。
▼為政者の心理をパズルのように解けばこうなる。盧政権は「反日」と「反小泉」で票を稼いでいる。その小泉首相が一部とはいえ、拉致事件の被害者を二度の訪朝で連れ帰った。結果として、小泉首相の支援につながると「反日」の看板が泣く。
▼韓国の地方選挙は今月末に迫っている。盧さん率いるウリ党の劣勢が伝えられて、もっと「反日エネルギー」の給油がほしいとでも考えていたか。国家や個人よりも政権の維持が大事だなんて、つまらぬ政治である。きっと、韓国の有権者が適切に判断するだろう。
▼日本にも同じ政治家がいた。富士山丸の紅粉船長らを救うためと金丸信、田辺誠両議員が平壌に行き、金日成主席に土下座した。主席に長寿無窮を祈念した土井たか子という議員もいた。日本の海岸で若い男女が連れ去られ、欧州留学中の日本女性が拉致されても、彼らは何もいわなかった。
▼金大中前大統領を来月訪朝させ、南北融和を演出するのも結構だ。日本で韓国民団と朝鮮総連が和解するのも勝手である。しかし、北の暴力的な犯罪に、いまも泣く人々に手を差し伸べずに何の政治なのか。北にむしり取られるだけで終わらないことを祈るばかりだ。
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