「ムーブ!」をほめ殺す

2008.07.05 Saturday 02:04
くっくり


 「(腸の)通じがつく」。
 なるほど!だから『ムーブ!』を見ているとスッキリするわけだ。

 この後、花田さんが「『スッキリ!』っていう番組はスッキリしないと添えようと思ったが、そこでまた喧嘩することもないかと思ってやめました」と発言。
 勝谷さんはそんな花田さんに対し、「今朝、俺が(『スッキリ!』に)出てること知ってて言ってるだろー」と軽く怒ってました。


・ムーブ!をほめ殺す(山本譲司)
image[080704-03yama1.jpeg] まさか自分がこんなふうに、ちょくちょくテレビに出演するような人間になるとは、思いも寄らなかった。

 もう社会の中に居場所などないんじゃないか。そんな打ちひしがれた気持ちのなか、刑務所を出所したのが6年前。
 それから1年半以上は、引きこもりに近い生活を続け、人間としての機能がどんどん退化していくような日々を送っていた。

 その後、なんとか社会復帰への道筋を付けるべく、障害者介助スタッフとして、福祉の世界に足を踏み入れたのが4年前。
 同時に、「獄窓記」という本も出版した。続いて、「累犯障害者」という本を出したものの、基本的には、福祉の仕事に没頭しながら、なるべく目立たないように暮らしていた。
 それは、「前科者である自分が、どのツラ下げて人様の前に出られるのか」というような、いわゆる出所者コンプレックスがあったからだ。

image[080704-04yama2.jpeg] そんな折、『ムーブ!』からの出演依頼があったのは、昨年1月のことである。
 テレビ出演、しかも生放送ということで、私の中に躊躇(ためら)いがあったが、番組で取り上げるテーマが「累犯障害者」とあっては、断るわけにはいかない。
 ほとんどのメディアがタブー視してきた、このセンシティブな問題をテレビで取り上げてくれるというのだ。

 私は、出所者コンプレックスを忘れるほど、喜び勇んで『ムーブ!』に出演した。
 そして、その反響は非常に大きかった。
 多くの福祉関係者から、これまで目を背けてきた福祉や刑務所の実態について、反省と覚醒(かくせい)の声が寄せられたのである。

[7] << [9] >>
comments (9)
trackbacks (0)


<< 「アンカー」北朝鮮問題と洞爺湖サミット 中国が正式加盟!?
「日中の興亡」 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]