2008.07.05 Saturday 02:04
くっくり
image[080704-22waka2.jpeg] このサファリパークの社会的使命は、言論の無力と空しさを広く社会に認知させることにある。そのためにこそ、コメンテーターは全人格を賭して発言し、容赦なき毀誉褒貶(きよほうへん)にさらされた後、結局は何も動かない、何も変わらないという、厳然たる事実を思い知らされるのだ。
しかし、コメンテーターという動物はもとより被虐的な資質のため、自己の悲劇性に安住する傾向が強い。
その生態を知り尽くしている堀江調教師、関根飼育員、上田・加藤両獣舎清掃スタッフらに見守られながら、コメンテーターたちは今日も楽しげに、痛ましいほど無邪気に、『ムーブ!』という名のサファリパークを走り回っているのである。
image[080704-23takarabe1.jpeg] 私は日本のテレビ報道のあり方に強い疑問をもっている。
すべてのニュースが同じ質感をもって流されているからだ。
各局がまるで談合でもしたかのように、同じニュース項目が同じ切り口で伝えられている。
なぜそんなことが起こるのか。理由は明白だ。情報源が限られているのである。
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